リスク管理:未然防止レベルの自己診断チェックリスト

【目次】

    ◆ 未然防止レベルを自己診断

    リスク管理として、未然防止レベルを診断しましょう。多くの企業では、レベル2の再発防止は実行していますが、根本原因追究が不十分で、レベル3の未然防止に到達していません。みなさんの会社では、どうでしょうか。自己診断チェックリストのレベル診断で弱点を把握することで、レベル2の未然防止に到達することが可能となります。では、次の方法で、未然防止レベルを自己診断してみてください。

    ≪評価方法≫

     

    1. レベル1:緊急対応(トラブル発生後の対応について)

    ≪解説≫

    ①   トラブルの事実を正しく把握している。

    ②   悪いニュースほど、即報告されている。

    ③   初動を間違えないように気をつけている。

    ④   トラブルの当事者が叱責されることはない。

    ⑤   類似トラブルが発生していないか確認している。

    ≪評価≫

     

    2. レベル2:再発防止(同じトラブルを起こさない)

    ≪解説≫

    ①   トラブルの当事者の本音・言い訳を聴いている。

    ②   根本原因(真因)を追求するように努めている。

    ③   再発防止策は、根本原因から誘導している。

    ④   再発防止策は、期日と実施責任者を明確にしている。

    ⑤   再発防止策実施後、その有効性を検証している。

     

    ≪評価≫

     

    3. レベル3:未然防止(トラブルゼロを目指して)

    ≪解説≫ 

    ①   再発防止と未然防止の違いを理解できている。

    ②   「おかしい」「何か変」という感覚を大切にしている。

    ③   ヒヤリハット対策を実施している。

    ④   変更管理を実施している。

    ⑤   未然防止のPDCAサイクルを回しているので、最近は事故・トラブルが起きていない。

    チェックしているか。

     

    ≪評価≫

    •   13点以上:合格、15点を維持できるように、さらにレベルアップを目指してほしい。
    •   10点~12点:未然防止が不十分。レベルアップが必要。
    •   9点以下:この状態が続くと、近い将来トラブルが起こる可能性あり。大至急、再発防止活動を見直して、改善が必要。

     

    【出典】未然防止研究所 HPより、筆者のご承諾により編集して掲載。

     

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