1. 企業にとっての多様性とは
「多様性」「ダイバーシティ」の文字を、昨今目にする機会が増えました。「多様性」とは、何でしょうか?辞書によると「いろいろな種類や傾向のものがあること、変化に富むこと」です。
企業にとっての多様性を、人材面から考えますと、現代の第4次産業革命、そして、第6次産業、今は、第6次に福祉が加わり、第8次産業とも言われています。
この様に、産業は大きく変わっています。そして、その時代に生きた人たち、生きた時代で価値観が違うので「ひとの多様性」は、その背景にある産業の違いにあると感じます。
いわゆる「外的要因」です。そして、この外的要因に沿った家族環境などの「内的要因」です。そして、先の産業が多種多様に渡るところから、企業に求められること、すべきことも多種多様。多様性とは「ひと」の多様性に限らず、企業がすべきミッションにもあるのです。
2. 組織経営の3原則
上述のような状況下で、どのように企業が事業を進めて行くのか。答えはひとつ「ワンチームとなって、全社員それぞれが自分の役割を持って協力して事業を進めて行く」この「組織経営」あるのみだと考えます。
「組織経営」の3原則は、次の3点です。
- 目的の共有
- 意思疎通
- 協働意識
経営陣は、企業理念の共有、各部署・組織は、その長が「意思疎通」を図っているか、こちらは、まずは経営陣が役員間のコミュニケーション、幹部社員とのコミュニケーション、そして、一般社員の声を聴いているか、これが基本となります。
そして、企業理念・目的の共有と意思疎通が図られるようになると「協働意識」は芽生え「ワンチーム」として強い組織になるわけです。
わたくしどもの業務は、この「ワンチーム」をめざして、それぞれがそれぞれの職位で、立場で行うべきことを行う。ズレが生じたら改善をする。そういった機会を設け、その中で気づきを得、自分...