技術系以外の分野は、どう学べば良いか

投稿日

 
  人財教育

 今回は、すそ野が広い技術系以外の分野をどう系統づけて学べば良いのかを解説します。 
 
 私は、技術士(情報工学部門)ということで、IT系のエンジニア(コンサルタント)です。その一方で、私は通訳案内士(英語)という国家資格も有しております。つまり、「ITとEnglishの二刀流」という名目で個人事業主をしております。
 
 技術系の専門スキルは既にお持ちの方が、それ以外の分野を習得したいのであれば、「自分の有している技術力との”シナジー(相乗効果)”を発揮できるか否か?」を考慮されると良いと思います。
 
 例えば、私の場合ですと「ITとEnglishの両方のスキルを要する仕事」を(ほぼ独占的に)できるという強みがあります。
 
 具体的に言うと、ソフトウェア製品のローカライズ(技術翻訳)やオフショア開発のブリッジSE(外国人エンジニアとの共同開発の橋渡し役)と言った仕事です。
 
 「ITのみ強い」又は「Englishのみ強い」という人材の数は多いのですが、それらの両方に強い人材は多くありません。つまり、自分のライバルが少ない”ブルーオーシャン”の仕事という訳です。
 
 著名な経営コンサルタントである大前研一氏は、21世紀のビジネスマンの三種の神器は「IT、語学、金融(会計)」であると述べています。ご自身の専門に加えて、この三種の神器をマスターすると良いでしょう。
 
 加えて、「いかにして、技術をビジネスに結びつけるか?」という議論に関しては、「ユーザー視点のエンジニアリング」が必須となります。
 
 手前味噌ではありますが、私が専門としている「UX(ユーザーエクスペリエンス)」という分野が、ユーザーの...
 
  人財教育

 今回は、すそ野が広い技術系以外の分野をどう系統づけて学べば良いのかを解説します。 
 
 私は、技術士(情報工学部門)ということで、IT系のエンジニア(コンサルタント)です。その一方で、私は通訳案内士(英語)という国家資格も有しております。つまり、「ITとEnglishの二刀流」という名目で個人事業主をしております。
 
 技術系の専門スキルは既にお持ちの方が、それ以外の分野を習得したいのであれば、「自分の有している技術力との”シナジー(相乗効果)”を発揮できるか否か?」を考慮されると良いと思います。
 
 例えば、私の場合ですと「ITとEnglishの両方のスキルを要する仕事」を(ほぼ独占的に)できるという強みがあります。
 
 具体的に言うと、ソフトウェア製品のローカライズ(技術翻訳)やオフショア開発のブリッジSE(外国人エンジニアとの共同開発の橋渡し役)と言った仕事です。
 
 「ITのみ強い」又は「Englishのみ強い」という人材の数は多いのですが、それらの両方に強い人材は多くありません。つまり、自分のライバルが少ない”ブルーオーシャン”の仕事という訳です。
 
 著名な経営コンサルタントである大前研一氏は、21世紀のビジネスマンの三種の神器は「IT、語学、金融(会計)」であると述べています。ご自身の専門に加えて、この三種の神器をマスターすると良いでしょう。
 
 加えて、「いかにして、技術をビジネスに結びつけるか?」という議論に関しては、「ユーザー視点のエンジニアリング」が必須となります。
 
 手前味噌ではありますが、私が専門としている「UX(ユーザーエクスペリエンス)」という分野が、ユーザーの感情や使い勝手を製品の設計や品質評価に取り入れることで、製品やサービスの品質(満足度)を向上し、その結果として、売上アップ(お得意様の確保)を計ろうという話です。
 
 この「UX(ユーザーエクスペリエンス)」というキーワードでインターネット検索されますと、色々と有益な情報源が見つかります。今は、IT系の記事が多いですが、そのうち、他の技術分野にも波及していく話です。
 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

坂東 大輔

技術士(情報工学部門)と通訳案内士(英語)の二刀流のEngineering SAMURAIが貴社のお悩みを一刀両断致します。

技術士(情報工学部門)と通訳案内士(英語)の二刀流のEngineering SAMURAIが貴社のお悩みを一刀両断致します。


「人財教育・育成」の他のキーワード解説記事

もっと見る
教育システムの設計:多能工・技能工人材の育成【連載記事紹介】

  どうしたら効果のある教育訓練が実施できるでしょうか?   現場の即戦力となる人材、世の中で通用する人材を育てるための教育...

  どうしたら効果のある教育訓練が実施できるでしょうか?   現場の即戦力となる人材、世の中で通用する人材を育てるための教育...


仕事とは、人生観の具現の手段 【快年童子の豆鉄砲】(その2)

  【この連載の前回:【快年童子の豆鉄砲】(その1)連載内容の全貌へのリンク】 1.はじめに これから発信させて頂こうと考えている内容...

  【この連載の前回:【快年童子の豆鉄砲】(その1)連載内容の全貌へのリンク】 1.はじめに これから発信させて頂こうと考えている内容...


部下を持つ人のための指導者のためのコーチングとは

1. コーチングとの出会い  日本の草分けの鈴木義幸氏から、筆者が3日間のロールプレイ中心のコーチング研修を受講したとき、リーダーにとってのコミュニケー...

1. コーチングとの出会い  日本の草分けの鈴木義幸氏から、筆者が3日間のロールプレイ中心のコーチング研修を受講したとき、リーダーにとってのコミュニケー...


「人財教育・育成」の活用事例

もっと見る
人財教育・人材育成、勝ち負け思考とは?無意識に自分と相手を比較

    【目次】 ▼さらに深く学ぶなら!「行動科学」に関するセミナーはこちら! ▼さらに幅広く学ぶなら!「分野...

    【目次】 ▼さらに深く学ぶなら!「行動科学」に関するセミナーはこちら! ▼さらに幅広く学ぶなら!「分野...


人財教育・人材育成、仕事の影響力を高め、仕事の満足度を高めるには

【目次】 ▼さらに深く学ぶなら!「ビジネススキル」に関するセミナーはこちら! 1. 継続的に成果を出して仕事の影響力を高める 仕...

【目次】 ▼さらに深く学ぶなら!「ビジネススキル」に関するセミナーはこちら! 1. 継続的に成果を出して仕事の影響力を高める 仕...


「やろうと思っているけどできないことばかり」の克服(その4)

    前回は絞り込んでもなお、やりたいけどできないことに対して心理的抵抗を整理しました。ちょっと面倒だったと思いますけど、や...

    前回は絞り込んでもなお、やりたいけどできないことに対して心理的抵抗を整理しました。ちょっと面倒だったと思いますけど、や...