竹内技術士事務所の竹内と申します。
「複数台数でしかも複数メーカーのロボットをプログラミングする」
この場合の留意点としては、ロボットの位置や速度といったロボットの条件以外に
それぞれのロボットのハンドの大きさや重量なども正確に反映する必要があります。
「実機ロボットでのティ―チング時間を削減することができる」
ということは、オフラインプログラミングを導入するということでしょうか。
この場合の留意点としては、実機での干渉問題があります。
オフラインプログラミングの場合は
機器のCADデータでロボットの動作経路を決めますが
機器そのものの形状以外に、配管や配線といった付属物があるため
実機では必ずと言っていいほど干渉問題が発生します。
この、付属物をいかにデータに取り込むかが
後のティーチング修正時間の削減につながります。
「ロボットを長時間停止させることなく生産性を向上することができる」
この場合の留意点としては、ロボット同士の干渉や待ち時間の問題があります。
ロボット同士の干渉や待ち時間の発生を防ぐには
各ロボットの作業分担をいかにうまく割り振るかが重要です。
ロボット同士の作業エリアが重なったり、遊んでいるロボットがいないように
各ロボットの作業エリアと動作タイミングをなるべく均等に割り振ることを考えて下さい。
以上のポイントに留意して、導入を検討されたらよいかと思います。
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