設備は運よく被災していませんが、永年業務全般を見てきたベテラン従業員2名が自宅で全治2カ月の大けがを負って入院してしまい、しばらく出社できません。
ISO9001は認証済みで、一通りの作業手順書や検査基準はあるのですが、液調整などの細かい部分はその二人のノウハウに頼ってきた部分があります。
もう少し技術共有を進めておけば良かったという後悔はありますが、ともかくここ2カ月スキルの不十分なその他の作業者で、処理品質を落とさずに難局を乗り切るご意見があればご提案ください。
〔これは事務局が考えた仮想の質問です〕
スキルの高い従業員が突然の入院(地震被災仮想質問)
熊本地震の被災、お見舞い申し上げます。
また、ベテラン従業員が被災され、2カ月間の大けがを負われたことをお見舞い申し上げます。幸いなことに、設備は被災していないということなのが何よりの幸いと思います。
ベテランが復帰するまでの2カ月間、他の作業者で業務を進めるしかない状況が生まれています。幸い、作業手順書や検査基準が出来ているということなので、それに基づいて実施していくしかないでしょう。
生じる問題としては、作業手順書や検査基準を見ても内容が良く理解できないことや、作業手順書や検査基準通りに行っても不良が発生することが考えられます。
一通り教わってきた他の作業員でも、実際にやってみると、作業手順書や検査基準では分からないことが出てくると思います。しかし、それは仕方がないことです。ノウハウは、できるようになって初めて理解できるものの場合が多いものです。
ノウハウとして個人が保持する力量から、プロセスとして教えることや教育が可能な作業手順書や検査基準を改訂するチャンスと捉えて取り組んでみてはいかがでしょうか。
作業手順書や検査基準を見ながら、教えられたようにやってみて、書いていないことを書き足していく。また、工夫したことや作業の要領も書き足していくことを行ってみて下さい。
ISO規格を経営改善に翻訳する中小企業診断士
竹田将文
mh55takeda@agate.plala.or.jp
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ものづくり現場において、キ―になる方が、欠勤(病気)どこの職場でも良く有る事です。
■こんな時、品質を落とさずに残りのメンバ―で生産するにはどうするのか?
何の為のISO9001は認証ですか。認証されるだけの組織力とマネジメント力が
有るなら、皆で知恵を出し合って生産し、上司&製造者が入院中の彼の所に毎日行って
「要所を聴く」事です。
◎こんな緊急時こそ、良い品・良い考えが出るものです。
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スキルの高い従業員が突然の入院(地震被災仮想質問)に、
回答させて頂きましたが、追加をさせて頂きます。
■会社一丸となられて、ISO9001は認証済みの会社でしたら、
認定の重要項目に、技能スキルの個人別評価が有りますが、
この管理が実態と有っているか?この際見直しすべきと思います。
□個人別の技能レベの仕方は、通常「経験年数・必要資格・指導力・安定度」
等、その企業の品質管理の必要ニーズで決めますが、入院されている人が
さも高スキルで指導的立場と推定されますので、次ぐ人の育成とボトムアップを
不測の事態発生を契機にこの際、見直しすべきと察します。。
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