モノづくり工場の経営課題・現場問題の支援に携わらせて頂いています。
メーカー実務作業からコンサルティング業に転身してから時間も経ちましたが、”当方の経験・見識に基づく推論”で回答させて頂きます。
質問を2つに区分して、回答します。
質:「こうした完全にランドが裏に回っているような表面実装タイプの部品は、どうやってハンダ不良の確認をすればいいのでしょうか。」
⇒ 目視出来ないでしょうから、電気的検査が一般です。
「導通検査」か、「機能検査」(プログラム実行)。
電子部品そのものの、(半)製品品質の確認も含めた後者が有効です。
質:「中国の工場に確認した所、再度リフロー実装すれば問題ないと言われたのですが、リフロー実装は1度で必ず成功するという認識だったので驚いております。 」
⇒ ”リフロー条件”、あるいは、”リフロー状態”が不十分なことが推測されます。
不良件数が多ければ前者の条件の再検討が求められます。
不良件数が少ない、あるいは、稀(PPM単位など)であれば偶発要因が考えられますので、4M追求(基板材料、設備条件、作業条件など)して原因究明と対策が求められます。
⇒ ”再度のリフロー”をしなくても良いように最適条件を設定しなければ、生産性が向上しませんね。
以上、参考になれば幸いです。
モノづくり工場経営研究所 西水
(ACE西水経営士事務所)
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読者のNさんから情報が届きましたので、下に掲示します。
「外観検査が難しい部品のはんだ検査は、「マイクロフォーカスX線 はんだ検査装置」が用いられています。この検査ではんだが溶融してプリント基板と接合されているかの画像を見ることができます。この検査を試作委託先の中国の会社に要請をされてはいかがでしょうか?」
参考になると嬉しいです。
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