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QUESTION 質問No.345

品質保証について

市場品質品質マネジメント |投稿日時:
近年、日本の製造業の将来について危機感を覚える人は多いと思います。つい最近も、ある大手の製造業で無資格の品質保証担当者に仕事を任せていたという事件がございました。これを単なる人手不足と決めよいものか。或いは高性能になったその製品では、職人技が必要となるような品質の評価を確認できると人材が求められていないのではないか。もし、後者だとするならば、法の規制がなければ堂々と会社がそれを事前に宣言すればよいのではないかと思います。「当社は、自動化が進み、職人技の出来栄えを経験の浅い社員がチェックできるようになりましたか」とか言えばよいのではないかと思います。あるOSで、アップデートを頻繁に繰り返す会社がございます。なぜ、こちらのほうは問題にならなず、前者は大ごとになるのでしょうか。人の命を預かっているからというのはわかりますが、OSも様々なものに使われています。社会に与える影響を考えるならば、問題とすべきではないかと思います。個人的には、前者の製造業が対応方法を間違えなければ、大きな報道にはならず、信用の失墜も最小限に防げたのではないかと思いますが、いかがでしょうか。育成の仕方に問題があるのでしょうか。

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ANSWER
回答No1 | 投稿日時:

ISOの審査員兼コンサルをしています、SKコンサルティングの小林です。
ご試問の件ですが、これは単に人材育成の問題というよりは、コンプタイアンス不足という問題の方が大きいと言えます。
この会社はN社のことだと思いますが、この会社は、以前にやはりコンプライアンス問題を起こした企業M社をグループに入れていますので、コンプライアンスに関しては、もっと厳粛と思っていましたが、結果的には同じ穴のムジナと云っても過言ではないと思います。
尚、OSに関するアップデートは、ハッカーによる攻撃が新しく作成されたOSにも新たな攻撃があるため、アップデートはハッカーとの競争のようなものだで、いわゆるイタチごっこのようなものと言えます。
しかし、前者の問題は、全ての工場に渡っていますので、組織ぐるみで行われていたと思われます。
これは明らかにコンプライアンス不足あるいは欠落としか思えません。
OSのアップデートは、ハッカーとの開発競争と言えます。
しかし、前者の無資格者に仕事を任せるのは、明らかに犯罪と言えます。
無資格者に業務を任せるだけでも問題ですが、資格者の印が作成され押されていたという行為は明らかに犯罪だと言えます。
単に、人手不足という理由では片づけられない問題だと言えます。
又、育成の問題と片づけることもできません。
企業体質の問題として考える必要性があると言えます。

尚、書かれているように法規制に拘わらない事項でしたら、社内で資格者を養成して任命すれば済みます。
しかし、この問題は法規制に関わる問題だと考えて回答させていただきました。




ANSWER
回答No2 | 投稿日時:

工場ですぐ使える品質改善技法の開発と普及活動を行っている高崎ものづくり技術研究所の濱田と申します。

ご質問の趣旨と、期待する回答の内容が不明ですが、最近発生している企業の不祥事は、法に定められている決まりを、企業ぐるみで無視して、自社の論理で製品を市場に供給しているという、きわめて悪質な企業犯罪といっても過言ではないと思います。

法律で決められていることを、知っていながら守らないということは、企業のおごりとしか言いようがありません。たとえ、品質に問題はないからと言って、法に違反するというのは論外で、厳しく罰せられるべきです。

社内の決まりにおいても、また国の決まりにおいても完全なものはありません。また時代が移ることによって、実態に合わないことも生じてきます。それが間違っている、また不足しているのであれば、指摘し正していくことが
企業に求められていると思います。