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QUESTION 質問No.352

人員の確保について

生産生産マネジメント |投稿日時:
私の取引先企業の中堅規模の食品工場の工場長から相談があり、質問させて頂きます。
年末に向けておせちの新商品を製造する事になったが、人員が揃わずラインを稼働させる事が出来ずに困っているとのことでした。現在は2ラインまで人員の確保が出来、稼働の見込みが組めているが、あと2ラインを組んで合計4ライン稼働させなければ生産が追い付かないそうです。現在確保出来ている人数は40名です。あと40名の人員が必要予定との事です。
残りの人員の確保の手段や現在の人数でラインを稼働させる為の何か良いアドバイスがあればお願いたします。

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ANSWER
回答No1 | 投稿日時:

当職の見解を簡単にお伝えいたします。

食品業界に限らず、生産要員の不足は喫緊の問題です。

人員の手配を考えるとき、同時に考えなければならない
ことは、生産システム構成(ライン配置)を再考して、
喫緊生産の流れをスムースに進めるためにラインの適切
性を検討します。

生産は、4M(人員・原材料・生産機械・生産資金)を
生産システムに投入して、顧客に約束した品質・原価
(もしくは販売価格)・納期を厳守することです。

よって、まずシステムが喫緊課題に最適化しているか、
考える必要があります。


その後、人員の手配です。


全てこの流れで実行ことがいいわけはなく、システム
全体、会社全体でトレードオフを管理し、柔軟に対応
することが大切です。




ANSWER
回答No2 | 投稿日時:

ライン設計の手順を確認し、必要人数(工程数)算定を検討してはどうでしょう。以下、ライン設計手順を紹介します。
(1)サイクルタイム(製品1個当たり生産時間)の決定
  サイクルタイム=計画期間中のライン稼働時間÷計画期間中生産量
(2)最小工程数の決定(1工程1名とすると作業者数)
  最小工程数=1製品の総生産時間÷サイクルタイム(切上げ)
(3)ラインバランシング
  ①1製品生産のための要素作業の分解と作業優先順の決定、
  ②上記①を満たしながら、上記(2)で決定した工程ごとに要素作業を割り付ける。
  ③上記②の作業の際、サイクルタイムを超えないことを条件とし、最終工程数(作業者人数)を決定する。
  ④③の作業ではできるだけ工程数(作業者人数)を少なくする努力をする。上記(2)の結果と一致すれば、現状での最適解となる。
(4)現状の要素作業を見直し、時間短縮(作業改善)法を検討し、工程数(作業者数)削減を行う。
以上です。