製造業と言われても内容、業種、規模等により千差万別ですので一概には言えませんが、実際に直接製造の作業に携わる製造直接員であれば、本来は勝手に時間が空くということは、無駄の発生なので無いのが普通です。まずは、作業長なり指導員なり直接の上長に空き時間に何をしたらいいか指示を仰ぐことが第一です。工場での製造作業では、担当者は勝手に行動をしないことが基本の基本です。時間が空くことそのものが上長からの指示なのであれば、その時は自分の行動を上長に断って(事前に言っておいても良い)やることです。工場ですから、まずは3S(整理・整頓・清掃)、あとは自分の技量の向上のための活動、担当製品分野の技術的知識の獲得、あるいは作業がよりしやすくなるようなレイアウトの検討等々でしょうか。新しい職場のようですが、やはりコミュニケーションは大切です。早く仕事が軌道にのると良いですね。
(小石)
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ヤマト様
私は主にものづくり企業の現場で、クリーン化を指導してきました清水と申します。
開発や試作、実験品を流動する場合等を除き、一般的な製造業では、頻繁に手空きが生じることは殆どないと思います。
でも上記のように実際に手空きが出るのですね。
どうすれば空いた時間を工夫して会社に貢献するのかを考えることは、会社側にとってはありがたいことだと思います。
ただし、自分の判断で色々やってしまうことは避け、その現場の責任者の指示を仰ぐことが重要です。
恐らく手空きが生じることは、現場の責任者の方も把握していると思います。
それを勝手に変更したり、違うことに時間を振り向けてしまうと、何らかの問題が発生することも考えられます。責任者が知らないうちに行ってしまうと責任の所在も不明確になります。
内容によっては、現場の管理職だけでなく、全体を見ている技術、品質部門の許可が必要な場合もあると思います。
やってしまってから事後報告と言うのも良くないですので、やりたいことなどがあれば、整理して管理職の方に提起、提案してみてはどうでしょうか。
それで許可が出たり、指示されてやるという手順が良いです。
話は変わりますが、管理側がやることとしては、現場の管理ですから、なぜ手空きが出るのかを究明し対策を取ることです。そして効率よく、清々と品物を流動し、品質問題の起きにくいラインを構築していく。そのために工程間の負荷にバラつきがあるのか。原材料の入荷に波があるのか。作業者が多いのか。やり直し、手直しが多いのか。レイアウトが悪く運搬業務が発生し、製品流動に波が起きるのか等様々なことに手を打つことです。
また、どうしても手空きが発生するとすれば、上司の指示によって交叉訓練をするのも良いです。作業者が変わっても、誰でもその工程の作業ができる。作り込み品質も均等にできるなどの体制を日頃から整えておくことが出来ます。
或いは手空き時間に、日頃の作業でやりにくいとか、手順を変更したら効率が良いなどがあれば、標準書の見直しをしていくことも良いです。
いずれにしても、何かやるには上司と良く連携を取ることです。
ヤマト様としては、常にあるべき姿を追求する姿勢は大切なことですね。改善点が見つかれば、提案し、許可をもらう。或いは上司の命令として改善していくことです。
このようなことでイメージが伝われば幸いです。
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