また設備メンテナンスは自分たちでできるのですか?
新たな職場の管理に就かれ、職場のオーナーとして設備メンテナンスを自ら取り組まれている姿勢に敬意を表します。 まずは、ご担当の設備に関する現状把握をされては如何でしょうか?プレス、ロボットに関連するメンテナンス、保全にどのような手順書があり、従事されている従業員、外部に委託している保全作業は? といった観点で確認されることが良いと考えます。その際、次の観点でチェックしては如何でしょうか?
1.メンテナンスをしなければならない設備の特定
2.1.で特定した設備に対する交換部品の入手性
3.機械、設備及び施設の保全に必要な経営資源(作業員、治工具等)
4.客先からの設備に対する要求事項(生産能力への対応力)
5.保全目標を設定しているか?(OEE:総合設備効率、MTBF:平均故障間隔等、予防保全の順守指標、これらの指標を部門長、工場責任者が監視できているか?)
6.予防保全、予知保全等必要な保全方法が使われているか?
7.定期的なオーバーホールが計画され実施され、改善されているか?
設備メンテナンスは管理職として予算管理も気になると思いますが、現場の保全、メンテナンスの現状を御社の設備担当技術者と確認してください。其の上て適切な管理、メンテナンスを計画を立案する過程で各設備に対するメンテナンスの方法が決まると考えます。すでに計画がある場合は、その通り有効に実施されているかを確認すれば宜しいかと思います。
設備メンテナンスは、生産ラインの効率に直接影響します。メンテナンスの現状、課題、目標達成度が分析できれば更なる改善に繋がります。新たに着任された管理職、経営者として新鮮な着眼点から良い結果が期待できます。
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