直接的な回答ではないので、ご参考まで。
普段、現場にいる時から
「直接監視してなくても大丈夫か?」
という問いかけは必要ですね。
これを意識していると、作業日報に記録してもらう内容や異常発生時のマニュアルなど、帳票やマニュアルの作成に対する考え方が全然変わります。
「見ていなくてもきちんと品質を保証してもらうためには、どんな支持をどのようにすればよいのか」
頭の使いどころですが、腕の見せ所でもあります。
プラスチックの成形工程の場合、
・パージはどんなやり方なのか
・バレル温度や保圧時間や冷却時間は成形機でリミットかけてるか
・チョコ停の内容は記録しているか
・チョコ停があった時には捨てショットはどんなルールか
などなど、作業を標準化しておく必要があります。
リモートになった瞬間に何か気をつければ大丈夫!というよりは、普段から気を付けていないと急な方針転換は難しいというのが私の考えです。
リモートになり、課題があぶりだされていると思いますので、その課題を箇条書きしておき、一つ一つに取り組むのか遠回りなようで近道だと思います。
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プラスチック成形は大きく分類して、射出成形とブロー成形の2つがあると思います。プラスチック成型品は射出成型品のものが多いですが、私の経験ではブロー成形を取り扱ったことの方が多いです。
品質の管理には製造に関するものと、品質管理・保証に関するものがあり、製品の検査項目は多いと思う。その製品の品質保証を行うためは、“音”、“匂い”“光”“光沢”などの他の項目が含まれてきて、全般的な注意をしていると思います。
品質保証のためには、製品の品質確保に関わる項目もあり、品質保証のための他の感覚に関する項目もあると思います。
リモートワークの時代では、製品品質を手にすることができる品質保証から、製品の観察を、主な判断項目になるのだろうと思います。その際、通常の検査項目での許容差内かどうかだけでなく、製品品質の傾向や偏向にも注意する必要があります。
リモートワークでは、これまで現物・現場・現実を見ていたものができなくなったが、何か感じるものがあると思います。
製品品質の確保のためには、製造・成形を理解しなければならないだろうし、結果の成形品の品質から成形の状況を推測する“力”が必要になるでしょう。
現物・現場・現実を見て判断していたものが、コロナ禍では製品サンプルや報告書あるいは動画の映像を受けて、判断しなければならなくなるでしょう。
見たい所を明確に指示する必要が生まれ、その時の今が指示・場所を示すチャンスだと思います。製品の特長の項目から見出し、製造の成形中の管理項目も多いと思います。
品質管理或いは管理が必要な品質保証の項目を理解し、これまでの不適合品の発生状況や項目などをデータベースにして置ければどうかと思います。新任者であれば、なおさらと思います。
新任者には、新たな手順を構築するチャンスであり、しがらみを切り捨てるチャンスです。新たな製造工程につながる手順の改革や、管理方法の改善につながる変化点・異常発生時を明確にすることができる時代と思います。
製造工程の作業遵守の管理方法や異常発生時は、聞く・訊く・聴くことだと思います。また、変化点を管理するため、また指示方法は、謙譲・謙虚・謙遜に話す・説明・依頼することと思います。
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