村島技術士事務所の村島です。すごく難しい回答がなされる前に、非常に初心者向きの解説をさせていただきます。
よく品質工学のノウハウレベルの本には、谷形とか山形の話がでてきます。
要因効果図を書いて、谷型(中央引っ込み)、山形(中央でっぱり)になると交互作用を疑いましょうというものです。これには、注意点があります。水準値を小から大にならべないと、訳が分からなくなります。又、水準が定性的(層別因子や整数因子)では意味がありません。もひとつ、中央がどうのこうのということですから、3水準でなければいけません。なお、どういう特性値をとるかによっても、これは変わるので、どんな場合にでも通用するとは限りません。
3水準の話が通じるとしても、L4では2水準ですから、なにをやっても中央の凹凸の概念はでてきません。他の2水準直交表でも同じです。便宜的にでも、交互作用有り無しの判断は要因効果図からは通常できません。
又、難しい手法を用いればできるかもしれませんが、専門家の方でいい方法をご存じなら、補足して頂ければと思います。
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