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QUESTION 質問No.518

計数値・不良率データの分散分析

生産統計・SQC |投稿日時:

いつもお世話になっております。日々の品質改善に実験計画法やSQC手法を使う中で以下の疑問が出てきました。また、ご助言頂けたらと思います。

ある製品の不良に影響を与えている疑いのある製造条件5因子とそれぞれの2因子間交互作用を調べるためにL16直交表に割り付けを行い、不良への影響を調べるとします。今回対象にする不良現象は現状では定量評価が困難で良品・不良品といった2値データしか得られないため、直交表の1行あたり40個のサンプルを試作し、その不良率を算出するとします。

しかし、そのままの率データで分散分析をしようとすると、加法性が満たせないかと思います。そこで不良率をロジットに変換して、その値を特性値として分散分析を行えないだろうかと考えました。分散分析ができる前提としては加法性の他に、等分散性と正規性も考慮しないといけないと思いますが、ロジットはこの両者を満たしているのでしょうか?

不良率10%以下あるいは90%以上とかの極端な比率でなければ、実務上は等分散とみなしてしまってもよいのでは?などと考えたのですが、妥当性に自信がありません。または使い慣れた分散分析ではなく、ロジスティック回帰に挑戦してみる?なども考慮しています。

計数値の分析を実務でしたことがなく、適切な手法についてアドバイス頂けたらと思います。よろしくお願いいたします。



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ANSWER
回答No1 | 投稿日時:

村島技術士事務所の村島です。
結論から申し上げます。オメガ変換(低が10)、ロジット変換(低がe)につてですが、不良率が何%であろうが、相当極端な場合を除いて、分散分析を行って構いません。つまり、1%から99%ぐらいなら、全然問題ありません。むしろ、ロジット変換しないと、適切な解法とは言えません。等分散性や正規性についても問題ありません。(理由は難しいです)

よろしくお願いします。