村島技術士事務所の村島です。
結論から言えば、全然間違いではありません。交互作用を無視できようが、無視できまいが、L12を使って、分散分析や区間推定はできるし、やってもいいです。ただし、交互作用が無視できるということが、本当かどうかです。無視できるかどうかは、実は、実験しないとわからないわけです。(理論式の場合は別) この場合、L12をつかえば、もしも、交互作用があったとしても、その交互作用は各列に均等配分されるので、要因効果には交互作用含みの結果となり、有益です。ぜひ、L12を使うべきかと思います。ただ、長所短所の裏返しでして、交互作用があっても、その効果やどの因子間の交互作用なのかはL12では出てきません。この点、承知さえしておけば、交互作用を無視できる場合には、むしろ、L12を使うべきだと思います。
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