4水準、3水準、2水準の因子をL8直交表に割り付けて実験可能でしょうか?
交互作用は無いとわかっています。
3列、3列、1列で割付ければできそうな気がしますが、教えて下さい。
よろしくお願い致します。
L8は、自由度7です。
4水準自由度⇒3
3水準自由度⇒4水準から3水準作成⇒3
2水準自由度⇒1
自由度的にはOKですが、自由度3の2因子は、列が重複します。
結論は作れません。
仮に4水準が連続量であれば、4水準を3水準にしますと遊び列法で割り付けられます。
以上です。
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第2回Q:成分記号で考えてみましてが、l8では確かに3列を2つ作れないですね。
この場合、L12なら4水準、3水準、2水準の実験は可能でしょうか?
多言配置だと24回になってしまうので、なるべく実験回数を減らしたいと考えます。
よろしくお願い致します。
第2回への回答A:
自由度的にはL12が余裕がありそうですが、L12は混合系直交表のに属して線点図がありません。L8はアダマール型直交表でL4,L8,L16の仲間で線点図があります。
どうしたらいいかですが??少しばかり譲歩できますか??
4水準は、分類(種)因子でしょうか?何とか3水準にできますか??連続量因子なら最小、中、最大で3水準にできます。遊び列法で、L8に入ります。また、L9(3^4)だと3水準を4個まで割り付けられます。
ご検討ください。
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森先生がおっしゃる通りで、直交表は非常に効率的なツールなのですが、なんでもできる魔法のツールではなく、ある限定した条件の下で効果を発揮する便利なツールです。
実施したい実験をある程度調整できれば、この便利な直交表が使えて効率があがり、調整できなければ効率を下げてでも、元の実験をやれば良いのです。
私の経験からの感覚では、何らかの工夫をすることで、90%以上の実験は直交表で評価する方が早く良い結果を得ることができます。
是非前向きに検討してください。
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