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QUESTION 質問No.552

吊具の選定

生産 |投稿日時:
金型洗浄を行うのにアルカリ槽へ入れる工程があり、従来はキャップボルトにワイヤ−を掛けクレ−ンで吊り下げていましたが、安全を考慮しアイボルトを検討しています。
作業性を考慮し、回転するタイプを探しており、アルカリ槽につけても腐食しない(腐食しにくい)回転アイボルト等はあるのでしょうか。

金型重量は約150kg
アルカリ濃度 約13%


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ANSWER
回答No1 | 投稿日時:

お示しの工程が常温(30℃程度)で行われるのであれば、高価ですがチタン製が考えられます。

但し、チタンは常温では低濃度のアルカリによる腐食減耗がごくわずかなのですが、温度上昇、アルカリ濃度上昇によって加速度的に腐食しやすくなりますので、アルカリ濃度がさほど変化しない条件でも、高温環境ではあまり良い材料ではありません。
また、アイボルトにチタン製にした場合、接続する金属(鋼材を想定します)に電蝕が発生し、錆びることも想定され、対策が必要になるケースも想定されます。

洗浄工程とのことですので、おそらくは洗浄時にある程度の熱が発生するのではと想定しますが、
高温でもわずかな時間しかさらされず、水洗等で十分冷却できる環境であれば、検討の余地はあると考えます。