私は、行おうとしている指摘は不適切と判断します。それは、次の理由に依ります。
①静電マットを敷いていない所で、基板を触ってはいけないとまでの規定(=監査基準)はありませ。
②部門長は、静電靴と静電床で静電対策をしていると答えています。
③間接部門の人間で、製造の厳密な所は詳しく理解していません。
この3点で、私は、当該の内部監査で改善指摘は、間違いだと思います。
しかし、内部監査員として改善が望ましいと感じたのであれば、追加の質問で問題点を明確にすることも大事です。
当該の工程で、静電マットを敷いていで基盤を触ることで、不良品が発生している事例や製品の不適合率の増減などのデータを用いて、静電マットの要否を明確にすることが望ましいと思います。
他部門で厳密は所を理解しないままで、内部監査員が思い付いたことを記載すると、煙たがれることや余計な手順の追加を強要し、重たいシステムになっていく恐れが出てきます。
監査中に話し合うことは大事ですが、記録に記載する時は同意してからにすることが求められています。
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