【中止】設計・製造現場における「信頼性設計」の考え方と実践<エクセル演習つきセミナー>
開催日 |
10:00 ~ 17:00 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 信頼性工学 パラメータ設計(ロバスト設計) ワイブル解析 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【品川区】きゅりあん |
交通 | 【JR・東急・りんかい線】大井町駅 |
「信頼性設計」現場での試験方法はじめ、設計・検証のための
実践手法を、生データから解析手順ごとに体得します
演習で実践力を養う!15名限定、双方向的に進めます!
セミナー講師
品質保証コンサルティング 森本 幹夫 先生
【略歴】
1973年3月;法政大学 電子工学科 卒業
1973年4月;NEC 伝送通信事業部 部品開発部 入社
1989年7月;NEC 伝送デバイス部 技術課長(SAW,MR,XL)等の開発設計業務従事
1993年9月;山梨県QCサークル支部 副世話人 理事に就任、日科技連 本部指導員(9年間従事)
1999年7月;NEC山梨 品質保証部長(光伝送システム)
2002年9月;日本電波工業(株) 品質保証部長:全社品質保証に関する総責任者 全社環境管理責任者
2013年1月;半導体・LSI EMS にて品質アドバイザーとして従事:品質情報システムの構築ならびにQAネットワークの展開による未然防止活動の実践指導
2014年7月;品質保証コンサルタントとして活動中:設計・生産技術者、製造・品証スタッフを対象に「品質管理手法」「統計的工程管理」「統計手法」「信頼性工学(信頼性設計、FMEA、FTA、MSA、故障解析等)の教育ならびに工程品質改善の実践指導
セミナー受講料
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナー趣旨
「信頼性設計」は信頼度目標を設定し、その目標を達成するための一連の手順を踏んだ設計です。講義では、「信頼性設計」現場で、どのような試験を行い、どのようなツールを用いて設計・検証するかの実践手法を生データから解析手順ごとに体得します。
本セミナーの特長は以下のとおりです。
・初心者向けのベーシックな内容です
・PCを使った演習を主軸に、講師と受講者のツーウェイによる研修です
(講義内容をしっかり自分のものにして実務で即日使ってほしいと思います.個別の質問についても時間の許す限り応対します)
※当初、フリーソフトを使用する予定でしたが、エクセルに統一することとなりました(2019年11月7日更新)
※ノートPCは原則、受講者にてご持参ください。
※「フリーソフト」については、受講申込者にダウンロード方法等を別途お伝えします。
*PCを持参できない方は、お申込み時に備考欄に『PC貸出』とご記入ください。
7,700円(税込) にて貸出致します。
・PCの貸出は原則として1週間前までにお申し出ください。
受講対象・レベル
各企業の研究者・開発者
・信頼性工学の、特に実務に活かせる部分を学び取りたい方
・品質管理、品質保証の担当者
・設計・研究開発部門で、品質や信頼性に注力して業務を進めたい方
*簡単なグラフ・表作成ならびに関数計算ができる方が望ましい
尚、信頼性については、品質管理・品質保証部門のメンバーはもちろんのこと、基礎研究・商品/製品開発・設計から生産・製造・量産部門に至る各担当者が知るべき重要事項です。いずれの部門の方も奮ってご参加ください。
習得できる知識
・信頼性設計において、最低限必要な知識の習得
・信頼性設計において、最も「現実的」「精度の高い」設計・信頼性試験法
・信頼性設計実務で使用できるツールの知識とその実践方法
・各種メンテナンスや部品・パーツ交換のタイミングの最適化に応用できる(勘や経験に頼らない方法)
・講師の知見に基づく、失敗事例に学ぶ故障解析の具体事例の演習
セミナープログラム
1.品質と信頼性の関係
製品は機能だけではない 「ゼロ時間品質」と「経時品質」は天地の違いあり
1.1 信頼性とは
1.2 広義の「品質」と狭義「信頼性」
2.信頼性設計の基本 〜何のための信頼性設計か、何を追求するのか〜
信頼性の目標値は、そして達成するための「ロバストな設計」とは
3.信頼性設計のプロセスとその手法
「信頼性データベース」のVolume・Qualityと有機的システムが設計品質を決める
4.信頼度予測とその精度
信頼度予測の種類
〜信頼性試験・市場実績・故障率法とそれらの方法、予測精度、注意点〜
5.信頼性特性値の定義と算出・活用方法 〜代表的な6つの尺度〜
重要なのは「不信頼度と故障率」.顧客の関心は「不信頼度」が帰着点
6.故障のヒストグラム 〜読み方、計算・作成方法〜
*演習問題1 信頼性試験データから不信頼度、故障率、MTTF等をもとめよう
7.部品と製品の信頼性 〜故障発生の3パターン〜
バスタブ曲線 偶発故障は「交通事故」、摩耗故障は「老化現象」 それを分けるのは
8.信頼性データ分析とデータ解析
難しい理論は不要、「効率的・高精度な分析」が重要
8.1 ワイブル分布関数の特徴
8.2 形状パラメータmと故障のパターン
9.ワイブル型累積ハザード法による解析
*演習問題2 高価なソフトウェア、ハザード紙は不要、エクセル簡単高精度解析
9.1 累積ハザード(故障率)関数をもとめる
9.2 累積ハザード(故障率)値をもとめハザード紙にプロットする
*演習問題3 ワイブル分布の「平均値」「標準偏差」もガンマ関数を使って簡単算出
10.競合リスクモデルの累積ハザード法
*演習問題4 複数の故障モードを有する製品の信頼度解析
・不良累積数、残存数、ハザード値、累積ハザード値の算出
・ワイブル型累積ハザード紙を作成し、データの解析
11.位置補正が必要な累積ハザード法
*演習問題5 反応速度と不良発生は必ずしも同期しない.潜伏期間を有する故障解析
・寿命データをプロットした点が非線形になる場合の補正と解析
12.偶発故障期間の特殊解
12.1 故障率=一定(形状パラメータ=1)の場合の不信頼度
13.信頼性設計の実際 〜信頼性試験は設計の重要なプロセス〜
信頼性試験とデータ解析.加速試験と加速係数.アレニウスモデル、べき乗測
13.1 信頼度を確認する試験
・寿命試験 ・耐久性試験 ・加速試験
13.2 ストレスに対する耐性を確認する試験
・環境試験 ・包装,貨物試験 ・限界試験 ・スクリーニング
・デバッキング ・バーンイン ・エージング
*演習問題6 アレニウスモデル式から加速係数をもとめよう
*演習問題7 二水準温度による試験データから加速係数をもとめよう
*演習問題8 演習問題7で得た加速係数から活性化エネルギーを計算しよう
14.失敗事例から学ぶ信頼性設計
・サンプリングした製品の信頼性試験では母集団の信頼度は保証できない
・温度サイクル/dayの使用環境で製品を20年間保証すること
・故障の発生は時間軸に対して必ずしも線形ではない
<質疑応答・名刺交換・個別相談>