
制振、防振、吸音、遮音の基礎や
材料の評価法、設計手法について解説します!
セミナー趣旨
振動・騒音は我々の身近な社会問題の一つであり、住環境・労働環境の悪化、製品寿命の低下を引き起こします。そのため、多くの製品でその対策が講じられています。対策は、制振、防振、吸音、遮音に大別されます。各対策材料に望まれる物性は大きく異なるため、それぞれの現象、特性を理解して、材料設計や製品への適用を行うことが重要です。
本講演では、制振、防振、吸音、遮音の基礎や材料の評価法、設計手法について解説します。
セミナープログラム
1. 振動、騒音対策の概要 : 振動騒音対策(制振、防振、吸音、遮音)の種類と特徴
2. 制振材料の設計と評価
2.1 高分子の粘弾性挙動
2.2 分子構造の影響
2.3 可塑剤の添加効果
2.4 フィラーの添加効果
2.5 ポリマーブレンド、共重合体の影響
2.6 架橋(加硫)の影響
2.7 拘束型・非拘束型制振鋼板と評価法
3. 防振材料
3.1 防振(振動絶縁)材料の考え方
3.2 防振材料の種類と特徴
4. 吸音材料
4.1 吸音特性の評価法
4.2 吸音材料の種類と特性
4.3 波動理論に基づく吸音特性の解析
4.4 各種吸音材料の吸音特性
5. 遮音材料
5.1 遮音特性の評価法
5.2 一重壁の遮音特性
5.3 二重壁の遮音特性
5.4 積層構造の遮音特性
セミナー講師
赤坂 修一氏 東京工業大学 物質理工学院 材料系 助教
セミナー受講料
お1人様受講の場合 48,400円[税込]/1名
1口でお申込の場合 62,700円[税込]/1口(3名まで受講可能)
受講申込ページで2~3名を同時に申し込んだ場合、自動的に1口申し込みと致します。
受講について
- 本セミナーの受講にあたっての推奨環境は「Zoom」に依存しますので、ご自分の環境が対応しているか、お申込み前にZoomのテストミーティング(http://zoom.us/test)にアクセスできることをご確認下さい。
- インターネット経由でのライブ中継ため、回線状態などにより、画像や音声が乱れる場合があります。講義の中断、さらには、再接続後の再開もありますが、予めご了承ください。
- 受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。
受講料
48,400円(税込)/人
前に見たセミナー
関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
工作機械とは?種類と役割、加工技術と未来の可能性をわかりやすく解説
【目次】 工作機械は、現代の製造業において欠かせない存在です。これらの機械は、金属やプラスチックなどの材料を加工し、さま... -
弾性限界とは?定義や求め方を応力ひずみ曲線を用いて解説!
【目次】 弾性限界(弾性限度とも呼ばれる)は、材料が外部からの力に対してどのように反応するかを理解する上で重要な概念です。特に応力ひ... -
ロボット工学とは何か?構成技術、学習方法、応用分野、AIとの相乗効果も!
ロボットといえば大昔はSF小説や漫画・アニメ・特撮の世界のものでしたが、現代では社会のさまざまな分野に浸透し、その姿や機能も多種多様なものとなっていま... -
ポアソン比とはどういう意味?求め方やヤング率との関係、活用例を解説
機械装置や構造物などの設計で、構造計算や材料の強度計算をする際に登場する数値のひとつに「ポアソン比」があります。よく使う数値で言葉には馴染みがあり、意...