プロテオミクスの情報処理入門
開催日 |
13:00 ~ 16:00 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 医薬品技術 分析・環境化学 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
用語の説明、分析の種類と手順、各種質量分析法の原理、
データ解析、診断マーカータンパク質開発、今後の課題など
応用につなげるための基礎知識!
リアルタイムでのご参加が難しい方は、 お申込み方法により、後日視聴も可能となっております。
セミナー講師
株式会社メディカル・プロテオスコープ
取締役 生体分子解析部 部長(兼任)
博士(薬学)
川上 隆雄 先生
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名36,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき25,300円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。
配布資料・講師への質問等について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)。
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。) - 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
下記ご確認の上、お申込み下さい
- PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。 - 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。
Zoomを使用したオンラインセミナーとなります
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
→ 確認はこちら
※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。 - Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
必ずテストサイトからチェック下さい。
対応ブラウザーについて(公式) ;
「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。
申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
- 開催5営業日以内に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
- 視聴可能期間は配信開始から1週間です。
セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
尚、閲覧用のURLはメールにてご連絡致します。
※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
(見逃し視聴有り)の方の受講料は(見逃し視聴無し)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
→こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」
セミナー趣旨
プロテオミクス Proteomicsは、タンパク質群の動態(プロテオームProteome)を包括的に分析することによって生命現象の全体像をつかむ学問です。分析技術の発展とともに、現在のプロテオミクスは基礎研究ばかりでなく医療の分野にもインパクトを与え続けています。研究開発の現場では質量測定を基盤としたプロテオーム分析実験が盛んに行われていますが、分析結果の解釈には他のオミクスとは異なる情報処理も必要とします。
そこで本講座では、「プロテオームデータの見せ方(魅せ方)」を主題として、データ解析の実例を織り交ぜながら基礎事項や解析の勘所などを解説する構成にしました。お手持ちのプロテオームデータから有用な情報を抽出していただくための一助になれば幸いです。
習得できる知識
本講座を受講すると、次に挙げる事項の理解が容易になります。
・質量分析を用いたプロテオームの分析手順
・プロテオーム同定計量情報の構造
・プロテオームデータの視覚化の要領
・医学や生物学におけるプロテオミクスの活用
・公共リポジトリへのプロテオームデータの登録
セミナープログラム
- 質量分析を基盤としたプロテオミクス
- 質量分析の威力
- ペプチド断片を測る
- 液体クロマトグラフィーとタンデム質量分析を連結した分析系 (LC-MS/MS)
- 標識法と非標識法
- よく使われる質量分析計: イオントラップ、三連四重極、QTOF
- 測定データの取得方法: DDA、DIA、選択イオンモニタリング
- 測定データ取得の高速化と高深度化: プロテオームの「ビッグデータ」
- 翻訳後修飾の分析
- 質量分析データの処理と解析
- 一般的な処理手順: 同定情報と計量情報の統合
- ペプチド/タンパク質の同定
- アミノ酸配列データベース検索の原理
- 検索ソフトウェアのいろいろ
- ペプチドのアミノ酸配列と質量スペクトル情報の連結: Peptide spectrum match (PSM)
- 偽陽性ヒットの検証: Target-Decoy検索とFalse discovery rate (FDR)
- 複数のタンパク質におけるペプチド同定情報の共有
- タンパク質組成の試料間計量比較
- 計量値の正規化
- 比較計量値の散布図: MAプロットとボルケーノプロット
- ペプチド同定数の情報の利用
- おもな情報解析の手法
- 膜結合タンパク質の予測
- Gene ontology (GO) の活用: 尤度解析
- クラスター解析
- 主成分分析
- ネットワーク解析
- プロテオームリポジトリ「jPOST」へのデータ登録
- 質疑応答
※上記のプログラム項目と内容は一部変更する場合があります。あらかじめご了承いただけると幸いです。
キーワード:
・ボルケーノプロット
・False discovery rate, FDR
・Gene ontology, GO
・jPOST
・Peptide spectrum match, PSM