粘弾性、熱解析を考慮した解析による正確な耐久性判断
一般的なマニュアルでは読み解きにくい実践的な定義方法と注意点を説明しいます
セミナー趣旨
ゴムの動特性は粘弾性定義から行いますが、その定義の方法は意外に正確に理解されていません。
”超弾性+粘弾性”の定義に加えて係数の調整が必要で、一般的なマニュアルでは読み解きにくい実践的な定義方法と注意点を説明します。
また、耐久性予測は線形耐久性予測と異なり、既存のデータベースがないため効率的な評価指標について、熱劣化、経年劣化を含めて予測手法を説明します。
さらに、非線形CAE協会様で定義された材料データを基に、簡易的な粘弾性データ定義や自動車メーカー様での経年劣化予測など最新の情報も紹介します。
受講対象・レベル
・ゴムの超弾性解析をある程度理解されている方
・ゴムの応力緩和、クリープ解析でお困りの方
・粘弾性解析から緩和、速度依存性解析を習得したい方
・ゴム製品の劣化、耐久性予測方法を習得したい方
習得できる知識
・粘弾性データの構築方法とその簡易的な定義方法
(動解析、応力緩和、クリープ解析が同じデータで定義可能)
・ゴム製品の耐久性予測方法と劣化の考え方
セミナープログラム
- ゴムの超弾性解析
- ゴムの解析用材料:ひずみエネルギー密度関数について
- 解析のフロー:ゴム製品の成り立ちから解析まで
- 粘弾性解析のデータベース構築法
- 粘弾性解析概要
- 材料データの構築方法
二ノ宮式から粘弾性マスターカーブ、解析用係数算出方法 - 粘弾性解析で注意すべき点
粘弾性に関わらずペイン効果、履歴効果、ゴムの温度、速度依存性 - 粘弾性スペクトロメータを必要としない材料定義方法
- クリープ解析との関係、解析の応用例
- ゴムの耐久性について
- ゴムの熱的解析による耐久性予測の精度向上
- ゴム製品は応力で評価してはいけない
- 耐久性評価方法の考え方、耐久性研究の紹介と応用結果
- 破壊解析と耐久性解析の区別
- 耐久性予測手法の基本から構築方法
- 熱老化、促進老化についての考え方と適用例
- 解析自動化、効率化のヒント
- 質疑応答
セミナー講師
寺子屋 代表 萩本 光広 氏
セミナー受講料
38,500円(税込)
※1社から複数名参加の場合、2人目以降 25,000円/人
※学生割引 10,000円/人
特典
ご希望される方へ、セミナー講師執筆書籍「ゴムのFEM解析」を無料で提供します。
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
38,500円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
高分子・樹脂材料 機械材料 CAE/シミュレーション
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
38,500円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
高分子・樹脂材料 機械材料 CAE/シミュレーション関連教材
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