【中止】再生医療・バイオ医薬品製造におけるFDA査察の傾向と対策
開催日 |
10:00 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | サイエンス&テクノロジー株式会社 |
キーワード | 再生医療等製品技術 医薬品技術 医薬品・医療機器等規制 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | Live配信セミナー(会社・自宅にいながら受講可能) |
CBER及びCDER査察のポイントと最新状況
(COVID-19ワクチンの緊急使用承認査察など)
【コロナ禍でのFDA査察の状況及び製造所評価法や査察方法の変更】
【COVID-19ワクチン(Pfizer, Moderna, AstraZeneca等6社)の緊急使用承認のための製造所評価/査察状況】
本セミナーでは、パンデミック状況下でFDA査察の状況について、生物製剤 (Biologics)
の製造施設に対する査察タイプ別の推移(FY2012-2021/5月)や施設別の監視状況を紹介するとともにCOVID-19ワクチン関連製造施設に対する調査/査察状況やコロナ禍前後に於ける製造所評価法や査察方法の変更について解説する。
【FY2019-2020でのFDA査察に於ける違反の内訳と顕著な増加傾向の項目】
【CBERのリスクベースアプローチ(Level1とLevel2)とTeam Biologicsによる査察ポイント】
【CBER査察に於ける指摘事例(FDA483/Warning Letter)】
またFY2019-2020に於けるFORM483およびWarning-Letterに於ける違反内訳の傾向から、FDAが近年査察時に重点的にチェックしている項目(安定性試験プログラム、供給業者管理等)について不備内容と対策、さらにはCBERの査察ポイントについてリスクベースアプローチや指摘事例についても紹介する。
セミナー講師
立石 伸男 氏
ノビオコンサルティング 代表
セミナー受講料
定価:55,000円(オンライン受講価格:35,200円)
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特別割引価格:
1名:52,250円(オンライン受講価格:33,440円)
2名:55,000円(1名分無料:1名あたり27,500円)
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受講について
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- 製本テキスト(開催前日着までを目安に発送)
※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
セミナー趣旨
米国では生物製剤(Biologics)に関して、ワクチン、細胞/遺伝子治療製品、血液製剤などはCBER (Center for Biologics Evaluation and Research)が、モノクローナル抗体、組換体タンパクなどはCDER (Center for Drug Evaluation and Research)が管轄しており、製造所査察に責任を有するORA (Office of Regulatory Affairs)と協働で監視活動を行っている。
COVID-19の蔓延により渡航制限や移動制限が要請されたことからFDAは2020年3月から7月、10月から2021年1月まで米国内外製造施設に対する査察を一次的に中止し、その後は重要施設(mission-critical)を除き海外の実地査察を行っていない。その結果、2020年のBiologics施設の査察件数は約600件と通年の1/3となったが、2021年度はさらに50%以上の減少の見通しとなっている。そこでFDAでは海外当局(特にEU当局)による査察結果を参考に評価したり、製造所の過去の査察履歴からのリスク(特に品質マネジメント状況)などを考慮して査察施設の優先順位付けを行うとともに、従来からの実施査察での対応に代えて書面審査やリモート査察/調査(Investigation)等の導入を行っている。
本セミナーでは、Biologics製品に対するFDA査察の件数やタイプ別の推移(FY2012-2021/5月)などの監視状況等について紹介するとともに、COVID-19ワクチン(Pfizer, Moderna, Janssen, AstraZeneca, Novavax, Sanofi製)の緊急使用承認(Emergency Use Authorization)に向けて、パンデミック状況下でmission criticalとして実施された、関連製造施設に対する調査や査察の状況について紹介する。今後の米国でのワクチン開発の戦略策定に参考になると思われる。
また、サーベイランス査察件数の推移、輸入禁止措置数の推移(国別)、W-L数の推移(国別、製品別)や査察結果の国別、申請別スコアー状況に関する結果を紹介、今後FDAは海外企業の査察に於いて特に日本を含むアジアの企業に対して重点的に査察を計画してくると予想されること、さらにはFORM483に於ける違反内訳(2019FY)やWarning-LetterのGMP違反トップ5(2019-2020FY)の傾向から、FDAが近年査察時に重点的にチェックしている項目(特に安定性試験プログラム、供給業者管理等)について、その不備内容と対策などについて解説する。
その他、承認申請書の評価として製品、プロセス、施設に関するリスクベースの評価法(KASA (Knowledge aided Assessment and Structured Application))、COVID-19パンデミックの前後に於ける製造所評価法や査察方法の変更に加えて、BLAで検証される品質項目や審査ポイント、CBERのリスクベースアプローチ(Level1とLevel2)とTeam Biologicsによる査察ポイント、さらには、CBER査察に於ける指摘事例(FDA483/Warning Letter)について、不備事項トップ10と各システム(品質システム、施設及び設備機器システム、マテリアルシステム、製造システム、包装ーラベルシステム、試験室管理システム)ごとの事例を紹介。またCDERによる申請書不備例(共通例)、PLIでの指摘事例(QA活動、データ信頼性)など審査や査察に於ける確認内容や判定プロセスも紹介する。Biologicsの開発や査察への対応に有益な情報が得られると思われる。
※コンサルタントなど同業種の方々の参加は堅くお断り致しますのでご遠慮下さい。
<主催者より>
新型コロナウイルスのまん延により、FDAの海外査察は減少しています。しかし、mission criticalな重要施設については査察が行われています。書面審査やリモート査察/調査等も積極的に導入されています。本セミナーでは、パンデミックの前後で製造所評価法や査察方法がどのように変更されたか、および積極的に導入されている書面審査やリモート査察/調査の実態についても丁寧に解説されます。特に、再生医療・バイオ医薬品製造については、FDA査察の実態を知ることでセミナー参加者の抱えている現実の問題の解決につながります。CBER査察、CDER査察において不備や指摘の多い事項も紹介され、現場での実務対応や準備に大いに役立つことでしょう。この機会をご活用ください。
習得できる知識
- FDA査察/Biologics分野の現状(総件数、施設別)
- FDA査察に関する知識
- (CBER/CDERの役割と分担、査察タイプ、査察結果の分類、ORAとの協働状況)
- FDA(CBER/CDER)における販売承認申請書のリスク評価法(KASAシステム)
- COVID-19ワクチンの緊急使用承認への製造所評価プロセスとチェックポイント
- CBER査察の指摘事例(FDA483/Warning Letter)
- CDER審査不備事例、査察指摘例
セミナープログラム
- FDAの組織と役割
- CBER, CDER, ORA(海外オフィス)
- 組織図 CBER/OCBQ/DIS/DMPQ
CDER/OS/OC/OPQ/DMPQ
- FDA査察のタイプと行政措置
- FDA査察のタイプと実施機関
- Biologics査察の推移(FY2012-2021)
- Biologics査察の結果(施設別)
- 査察数の推移(FY2012-2018 )
- サーベイランス査察数(20122018FY)
- FDA査察の結果(国別、スコア別)
- 押収サンプル数と試験結果
- FDA査察結果の分類
- 輸入禁止措置数の推移(国別)
- W-L数の推移(国別、製品別)
- 不備内容の傾向と対策
- FORM483の違反内訳(2019FY)
- 安定性試験プログラム
- W-LのGMP違トップ5(条文別)2019-2020FY
- W-L (§211.84違反)の製造所(国別)
- §211.84違反への対策
- 用水システムに関するGMP違反
- COVID-19ワクチンの緊急使用(審査と査察)
- 緊急使用(Emergency Use Authorization)とは
- Pfizer, Moderna, Janssenの経緯
- AstraZeneca, Novovax, Sanofiの経緯
- EUA承認に於ける査察状況
- 販売承認申請書の審査と査察の実施
- 承認申請書審査と査察で確認される内容
- BLAで検証される品質項目
- BLAの審査ポイント
- 細胞治療製剤
- 細胞のソース
- 試薬
- 製造プロセス
- 製品試験
- 審査から査察までの関係機関(CDER)
- 製造所の総合的評価法(OPQ)
- 承認前査察の注目領域
- 総合的な製造プロセスの評価
- CQAに対する工程操作の影響
- 製造に関するリスク分析と管理(KASA)
- アセスメントの基準と対象物(申請書 vs 査察)
- OPMAの製造所評価法(COVID-19パンデミックの前と後)
- Team Biologicsの査察
- リスクベースアプローチ(Level1とLevel2)
- 査察実施前に提出要求される情報
- (実地)査察以外のアプローチ
- 渡航制限下での査察活動
- CDERとORAの協働
- 査察後の不備事項の解決
- 期待されるFDA483への対応
- CBER査察(FDA483/Warning Letter)
- 品質システムの評価
- 施設及び設備機器システムの評価
- マテリアルシステムの評価
- 製造システムの評価
- 包装ラベルシステムの評価
- 試験室管理システムの評価
- 不備事項トップ10
- CDER査察
- 申請書不備例(共通例)
- PLIでの指摘事例(QA活動、データ信頼性)
□ 質疑応答 □