【中止】異相系撹拌・混合装置の理論とスケールアップ設計
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 機械技術一般 機械設計 化学反応・プロセス |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
〇撹拌装置、操作の基本から概説します。
〇また、基本に基づきトラブルの多い高粘度液均相系撹拌および異相系撹拌操作について解説し、その回避、解決の考え方についてお話します。
セミナー講師
千葉工業大学 工学部機械工学科 教授 仁志 和彦 先生
■ご略歴:
1994年 東北大学大学院工学研究科化学工学専攻博士課程後期 学位取得(博士(工学))
1994年~2016年 横浜国立大学工学研究院
2016年 千葉工業大学工学部機械工学科 教授
1999年 化学工学会熱物質流体工学特別研究会 第3回熱物質流体工学賞
2003年 化学工学会粒子・流体プロセス部会 第1回粒子・流体プロセス賞
2006年 化学工学会 優秀論文賞
2007年 化学工学会 Outstanding Paper Award
2017年 化学工学会 Outstanding Paper Award
■ご専門および得意な分野・研究:
ミキシング装置・プロセス
化学プロセス
■本テーマ関連学協会でのご活動:
化学工学会 HP委員会・委員長
化学工学会 粒子・流体プロセス部会 ミキシング技術分科会・幹事
機械工学会
セミナー受講料
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。
配布資料・講師への質問等について
- 配布資料は、印刷物を郵送もしくはメール送付のどちらかを検討中です。
お申込については4営業日前までのお申込みを推奨します。
それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
テキストが郵送となった場合、資料の到着がセミナー後になる可能性がございます。 - 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。) - 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
下記ご確認の上、お申込み下さい
- PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。 - 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。
Zoomを使用したオンラインセミナーとなります
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
→ 確認はこちら
※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。 - Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
必ずテストサイトからチェック下さい。
対応ブラウザーについて(公式) ;
「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。
セミナー趣旨
撹拌操作は、石油化学は各種工業分野の大規模プラントはもとより、日常生活や中小規模の製造、処理プロセスでも汎用される操作です。合理的な撹拌操作を行うためには、適切な撹拌翼、撹拌槽を選定、設計し、過不足ない撹拌条件(翼回転数、撹拌所要動力など)で運転することが必要です。しかし、適切な撹拌翼、撹拌槽、撹拌条件は、撹拌の目的(混合、分散・懸濁、物質および熱移動の促進、化学反応の制御等)や撹拌の対象液(粘度、レオロジーや異相系流体)、さらには装置の大きさ(スケールアップ)によって大きく異なります。本講座では先ず撹拌装置、操作の基本を概説します。さらに、その基本に基づきトラブルの多い高粘度液均相系撹拌および異相系撹拌操作について解説し、その回避、解決の考え方について述べます。
受講対象・レベル
・ 撹拌・混合技術に関連する技術開発、スケールアップ検討や製造現場に携わり始めたばかりの方から、ある程度の経験を経た方。
・ 業務に活かすため、撹拌の基礎や、撹拌翼の選定、撹拌条件の決定、スケールアップに関する知見を得たいと考えている方
・ 各種業務において、撹拌に関する課題、トラブルがありお困りの方
必要な予備知識
・大学初等レベルの物理と数学に関する知識を前提とします。化学工学や流体工学の専門知識がある方が理解は早まりますが、必須ではありません。
習得できる知識
・撹拌・混合操作の基礎となる知識
・撹拌目的に合致した撹拌翼、撹拌槽および、その他装置の選定の考え方
・高粘度液や非ニュートン流体の混合の考え方
・気液、液液、固液の異相系撹拌・混合の操作・設計に関する基本的な考え方
・スケールアップのための各種無次元相関式の考え方とそれを用いた設計手法
セミナープログラム
Ⅰ.均相撹拌における基礎理論
1.撹拌・混合操作の基礎事項
(1) 撹拌の目的
(2) 撹拌装置の概略
(3) 撹拌にまつわる無次元数
2.撹拌翼の形状と流動状態
(1) 各種翼形状とその流動状態
(2) 撹拌Re数と吐出流量、流動状態
(3) 流動状態の可視化
3.撹拌所要動力
(1) 完全邪魔板条件
(2) 動力数
(3) 撹拌所要動力の推算式
4.混合状態とその定量的評価
(1) 混合状態の評価
(2) 混合時間と混合速度
(3) 混合時間の推算
5.高粘度液の撹拌混合
(1) 高粘度液撹拌混合の難しさ
(2) コンピューターシミュレーション
(3) 非ニュートン流体のレオロジー特性
(4) メッツナー・オットーの手法
Ⅱ.異相系撹拌
1.固液撹拌
(1) 固液撹拌の目的と装置
(2) 粒子の浮遊、分散状態
(3) 粒子浮遊限界撹拌速度と固液撹拌所要動力
(4) 固液物質移動係数(粒径変化の影響)
(5) 固液撹拌槽のスケールアップ
2.液液撹拌
(1) 液液撹拌の目的と装置
(2) 液滴の分散機構(分裂、合一のメカニズム)
(3) 相分散限界速度と液液撹拌所要動力
(4) 液径分布と物質移動速度
(5) 液液撹拌槽のスケールアップ
3.気液撹拌
(1) 気液撹拌の目的と装置
(2) 気泡の分散機構と分散状態
(3) 気液撹拌所要動力
(4) 気泡径分布とボイド率
(5) 物質移動容量係数と気液撹拌槽のスケールアップ
■ご講演中のキーワード:
撹拌・混合、層流撹拌、乱流撹拌、非ニュートン流体、異相系撹拌、スケールアップ設計