【中止】多孔体による気体吸着の基礎から特性評価、選択吸着分離のための細孔制御
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 化学反応・プロセス ナノ構造化学 無機材料 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
多孔性シリカ、ゼオライト類、活性炭、PCP/MOFなど 代表的な多孔体の細孔・表面構造の基礎から解説!
吸着を支配する表面・気体分子間の相互作用とその制御、気体吸着の実験法と解析といった実践的な内容も多数含みます。
セミナー講師
松本 明彦 先生 豊橋技術科学大学大学院 工学研究科 応用化学・生命工学系 学長特別補佐・教授
セミナー受講料
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。
配布資料・講師への質問等について
- 配布資料は、印刷物を郵送で送付致します。
お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。
お申込みは4営業日前までを推奨します。
それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。 - 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。) - 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
下記ご確認の上、お申込み下さい
- PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。 - 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。
Zoomを使用したオンラインセミナーとなります
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セミナー趣旨
活性炭、ゼオライトなどの多孔体は吸着材として、物質の分離・精製、気体の貯蔵などに広く用いられています。さらに近年は多孔性有機金属錯体MOFなどの新しい多孔体が注目され、これらの応用についてもさかんに研究されています。
本講演では、まず代表的な多孔体の幾何学的・化学的な細孔・表面の構造を説明します。そのうえで、多孔体への気体分子の吸着メカニズムについて説明します。気体の吸着性は多孔体の細孔構造・表面の化学組成と気体の化学的な性質により決まります。これらを理解すれば、吸着材の選定・設計に役立ちます。窒素、アルゴン吸着による多孔体の細孔構造(細孔径分布・細孔容量)の解析法などについても解説します。
受講対象・レベル
・多孔体への気体吸着について学びたい初学者の方
・気体の吸着分離・除去するための吸着材の選定を検討されている方
・本テーマに興味があり、理解を深めたい方
必要な予備知識
・高校の化学・物理・数学の予備知識。
・さらに大学の化学、大学教養の数学の知識があればより理解し易い。
習得できる知識
・吸着の基礎知識
・多孔体の細孔特性化の原理と理論
・特定の気体・蒸気を選択的に分離するための知識、多孔材料設計のヒント
など
セミナープログラム
1.吸着の基礎
1.1 吸着とはどのような現象か
1.2 吸着現象の利用
1.3 多孔体と吸着
2.代表的な多孔体と細孔制御
2.1 多孔体とはどんなものか
2.2 多孔体の細孔について
2.3 多孔化で表面積、細孔容積はどのように変化するか
2.4 細孔径による多孔性材料の分類
2.5 代表的な多孔体と細孔の制御
多孔性シリカ、ゼオライト類、活性炭・活性炭素繊維、多孔性金属錯体PCP/MOF
3.吸着を支配する表面と気体分子間の相互作用
3.1 分子間相互作用
3.2 目的物質の選択吸着のための多孔体の細孔構造・表面化学組成の制御
4.気体吸着実験法と解析
4.1 吸着測定の原理
4.2 吸着等温線
4.3 吸着等温線の解析と吸着理論
4.3.1 平坦平面への吸着
Langmuir理論、BET理論
4.3.2 メソ細孔、マクロ細孔への吸着
ケルビン式と毛管凝縮、メソ細孔分布解析の考え方(DH法、BJH法)、NLDFT法、水銀圧入法
4.3.3 ミクロ細孔への吸着
スリット型細孔への吸着(ミクロ細孔充填)、ミクロ細孔の解析(t-プロット、DRプロット)
5.吸着エネルギーの測定と解析
5.1 吸着の熱力学
5.2 吸着エネルギー測定の原理
5.3 微分吸着エネルギー曲線の解析
5.4 等量吸着熱
6.まとめ
<質疑応答>
*途中、お昼休みと小休憩を挟みます。