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ユーザー(BtoBの場合は顧客企業、BtoCの場合は消費者)の意識下にない市場の欲求を掘り起こして、研究開発や価値づくりに活かす!
セミナー趣旨
20年ほど前から、潜在ニーズを見つけることの重要性がさまざまな機会で、議論されるようになりました。なぜ潜在ニーズが重要かというと、潜在ニーズを充足することで、顧客に提供する価値、すなわち顧客価値を拡大することができるようになり、さらにその大きな顧客価値は顧客の数を拡大し、加えて潜在ニーズは無限に存在し尽きることはないからです。その結果、継続的な大きな収益を生んでくれるからです。
しかし、現実にはほとんどの企業で、この潜在ニーズを見つける具体的かつ体系的な活動を行ってはいません。それは、潜在ニーズの重要性が明確にとらえられておらず、また潜在ニーズを見つけることは必ずしも簡単なものではなく一方で、潜在ニーズを見つけるための具体的な活動とはどのようなものかが、理解されていないためです。
本セミナーにおいては、市場の潜在ニーズを見つけることの重要性を詳しく議論した後、市場の潜在ニーズを見つける具体的な活動を、大きなフレームワークを提示した上で、そのフレームワークを実行する具体的な活動を、事例を示しながら詳しく提示いたします。
本セミナーでは、以上より市場の潜在ニーズを見つける方法を学ぶことができます。
受講対象・レベル
研究開発部門、研究企画、技術企画、新事業開発部門、経営企画、商品企画などの部門の方々で、
-テーマ創出に携わっておられる方
-テーマ創出の仕組み構築に携わっておられる方
-潜在ニーズ探求に関心のある方 など
セミナープログラム
1.なぜ研究開発部門が事業戦略を考えなければならないのか?
- キーエンスの例/日立の例
- 潜在ニーズを見つけることの2つの重要な意義
・大きな売上/高い利益率を実現
・無限の収益機会を提供
2. 潜在ニーズを見つけるフレームワークとプロセス
- 潜在ニーズの継続的収集のためのプロセスの全体像
- なぜこのような一見冗長なプロセスとなるのか
・顧客は、自分のニーズを明確にとらえてはいないもの
・提案をぶつけ続けると、潜在ニーズが見えてくる(矢と的のアナロジー)
・そのために「製品アイデア候補の創出/進化」や「製品アイデア候補の顧客への提示」が必要となる
3.潜在ニーズ候補の抽出/進化
- 競合他社や顧客がもたない広い視野で市場ニーズを探す
- 市場ニーズを探すための2つの視野と活動
- 提供顧客価値を拡大する:顧客価値拡大モデル<VACES>
・顧客自身の製品・サービスの提供価値向上
日本触媒の例
・顧客の懸念・面倒の払拭
日東電工/IBMの例
・顧客の全体コスト低減
東洋電機の例
・顧客社員の作業環境や能力の向上
加賀屋/コマツ/日本ペイントの例
・顧客の社会的価値の向上
ダウジョーンズ/住友化学の例
- 市場を多面的に見る:市場を見る3軸とその活動
<TAD>
・時間軸(Time)の施策
マクロ環境分析、シナリオプラニング、ライトハウスカスタマーの利用(島津製作所/シマノの例)、顧客の先端部門とコンタクト(NEC/IBMの例)、〇〇先進国に目を向ける、『顧客』の本質ニーズをつかむ(シマノ/ミルクシェイク/ホンダの例)
・分野軸(Area)の施策
顧客ではなく市場に目を向ける(バックホーメーカーの例)、広義の市場に目を向ける、顧客の製品のライフサイクル全体を見る(テトラパックの例)、非顧客の無消費にも注意を向ける(バイクメーカー/アルコール飲料メーカーの例)、途上国市場からインサイトを得る(花王/シーメンス/GE/P&Gの例)、数多くの顧客とコンタクトを持つ(ワコールの例)、一人、一社のニーズの背後には 千人、百社のニーズがある (電子機器メーカーの例)、面で活動する(エーザイ/小林製薬/前川製作所の例)
4.潜在ニーズ候補の抽出/進化(続き)
-市場を多面的に見る:市場を見る3軸とその活動
<TAD>
・深度軸(Depth)の施策
市場と直接の接点を持つ(エドワード・デボノ/ 日立/エーザイの例)、顧客の行動観察(ICIペイントの例)、顧客を自ら体験する(化粧品材料メーカー/石野製作所/旭化成の例)、市場との継続的対話の実施(みずほ銀行/村田製作所の例)、ラガードとコンタクトをする、顧客のコンサルティング(キーエンス/島津製作所の例)、顧客の相談窓口の設置・活用(ディスコの例)、顧客のトレーニングの場の活用(テルモ/ファナックの例)、顧客サイトに拠点を持つ(日東電工/日特エンジニアリング/ゲストエンジニア制度/コマツの例)、顧客と共同で潜在ニーズを探る(日立の例)、サービス情報の活用(シマノの例)、自社 コア技術に基づく顧客との議論の場の設定(富士フイルム/帝人/日立/3Mの例)
5.製品アイデア候補の創出/進化
- 製品アイデア創出プロセス
・発散と収束を繰り返す
- タスク1:良いアイデアとはの定義
- タスク2:対象市場の選定
- タスク3:VACESの視点で市場ニーズリスト化
・効果的なブレーンストーミングの実施法
- タスク4:製品アイデア候補創出<1次>
- タスク5:製品アイデア評価・選択<1次>
- タスク6:まとめ<1次>
- タスク7~タスク9<2次>の活動
6.製品アイデア候補の顧客への提示
- 「製品アイデア候補の顧客への提示」の目的
- どういう形で製品アイデアを顧客に提示するか?
7.最後に
【質疑応答】
潜在ニーズ,市場,顧客,需要,欲求,価値,製品,商品,開発,事例,研修,講座,セミナー
セミナー講師
ベクター・コンサルティング(株) 代表取締役社長 浪江 一公 氏
※元 日本工業大学 大学院技術経営研究科(MOT) 教授
【略歴】
大手電機メーカー、アーサー・D・リトル(ジャパン)㈱、等を経て、現在ベクター・コンサルティング(株) 代表取締役社長。
技術マネジメントおよび経営に関するコンサルティングにおいて30年の経験を有す。
2022年3月まで日本工業大学大学院技術経営研究科(MOT)教授を兼任。
北海道大学工学部、米国コーネル大学経営学大学院(MBA)卒。
【著書】
「プロフィット・ピラミッド超高収益を実現する14のシンプルな法則」(ダイヤモンド社)
(韓国語及び中国語でも出版)
「高収益革命のデザイン」(ダイヤモンド社)
「製造業の高収益革命」(同上)
「全図解 戦略参謀マップ」(同上)
【訳書】
「ステージゲート法―製造業のためのイノベーション・マネジメント」(英治出版)
「エマソン 妥協なき経営」(ダイヤモンド社)
「会社の不文律」(同上)
その他、技術マネジメント、事業戦略、ビジネスモデル等のテーマで雑誌への寄稿多数。
セミナー受講料
55,000円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合44,000円、
2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
※ 会員登録とは
ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
メールまたは郵送でのご案内となります。
郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。
受講について
Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順
- Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
- セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
- 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
- セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
- 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
- 受講にはWindowsPCを推奨しております。
タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
講師のプロフィール
プロフェッショナリズムと豊富な経験をベースに、革新的な製品やサービスを創出するプロセスの構築のお手伝いをいたします。
浪江 一公
なみえ かずきみ / 東京都 / ベクター・コンサルティング株式会社
ベクター・コンサルティングは、Bridging technologies and markets toward creating innovationsを目指し、クライエント企業様に技術と市場との間の橋渡しによりイノベーションの...続きを読む
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