常識をくつがえすモノづくり発想法講座[コスト低減コース]
構成
テキスト2冊/テスト3回 テスト形式:Web選択
制作
価格
19,250円 (税抜 17,500円) 1点 在庫あり
商品説明
品質を落とさず画期的にコストダウン!
学習のねらい
今日のデジタル時代では、モノづくりの開発リードタイムがどんどん短縮されています。また、BRICsやアジア諸国の廉価な商品力は、脅威的な力を付けてきました。これらに日本の製品が打ち勝つためには、より付加価値の高い商品を短期間に開発しなければなりません。
しかし、より付加価値の高い画期的な商品を追及していくと、必ず矛盾した問題に行き当たります。例えば、商品の小型化を追及していくと、強度的に問題が生じます。今までは、強度を重んじるためにある程度の小型化で妥協するというのが常識的な解決方法でした。しかし、TRIZをうまく活用することによって、強度を犠牲にせず、小型化を実現する、トレードオフという画期的な矛盾解決策が見つかるのです。
TRIZと聞けば、難解で使いこなせないと敬遠している方も多いかもしれません。しかし、本講座では、TRIZの「12の発明の原理」を主として使い、VE・FMEA・QFDなどの手法と組み合わせることで、今まで解決不可能だった相反する矛盾、あるいは、解決に膨大な時間を要していた技術矛盾を、誰にでも素早く解決できる力を養います。しかも、現場でいくつもの課題を解決してきた実務者たちが具体的な事例を挙げながら指導しますので、すぐに使える実践力が身につき、「常識をくつがすアイデア」を生み出す力を鍛えます。もちろん、専用のソフト等も不要です。
また、実際のモノづくりでは、商品企画→構想設計→詳細設計→生産準備→量産などのそれぞれのステージで解決できない課題に行き詰ります。本講座では、「コスト低減コース」、「画期的商品発想法コース」、「モノづくり品質改善コース」、さらにより高度な矛盾を解決するための「技術課題解決コース」を用意し、各ステージにおける身近な事例を取り上げ、単なる知識の習得に留まらず、即戦力が身につくようなプログラムを構成しました。
【コスト低減コース】
商品開発において、VEによって無駄の見直し、ある程度のコスト削減は可能です。しかし、コストと性能の両立は難しく、コストダウンを追及していくと、性能も落ちてしまい、これ以上は無理だという行き詰まりがあります。まさに矛盾を抱えているわけです。この矛盾の解消の観点で行き詰まりを打開する解決策を創出し、画期的な商品開発、コスト実現を目指すのが本コースです。
学習期間:3か月
「開講は毎月1日です。希望開講月の前月20日までにお申し込みください。」
対象者・レベル
●商品の企画、開発、設計、製造、研究者など。
●特に前提となる基礎知識は必要なく、どなたでも学べます。
到達目標
●モノづくりにおける矛盾に着目し、画期的なアイデアを創出できるようになります。
●それぞれのステージで課題をみつけ、その課題をこれまでにない解決方法で克服できるようになります。
動作環境
テストは全てWebを活用しますので、 受講にはインターネット環境が必要となります。
●パソコンOSとブラウザ:
OS(Windows® ):Windows 10
OS( Mac® ): Mac OSX 10.12.6以上
ブラウザ(Windows® ):Edge 最新版、Firefox 最新版、Chrome 最新版
ブラウザ( Mac® ): Safari 最新版、Chrome 最新版
●スマートフォン/タブレット:
推奨しておりません。
内容紹介
1. コスト低減の着眼点
このコスト低減コースは、全体を2 つに分け、前半でコスト分析、後半で具体的な実現手段のアイデア出しを行います。
第1分冊では、コスト低減の着眼点ということで、コスト分析をおこない、「ねらい」を明確にします。第2分冊ではこの「ねらい」を用いて具体的なアイデアを創出します。的確なアイデア、木当に欲しい解決策を得るためには、「ねらい」を明確にすることが重要です。的確な「ねらい」が解ると、欲しい解決策の70 %以上は解けたようなものです。
ここでは、商品のコストとは何かを説明した後、本コースで学ぶコスト低減手法の原理、および、第1 分冊、第2 分冊にわたる全体の解決フローの概略を説明します。
解決フローは全体で8 ステップあり、本分冊ではステップ1 〜4 を学びます。1.コストと商品力
2.問題定義と機能分析
3.コスト分析
4.機能モデル
2. コストのアイデア創出
この分冊では、第1 分冊で学んだ事項をべースに、アイデアに結びつける方法を学びます。
第1 週ステップ5 【物理的矛盾展開】
解決するタネを選定して、その部品に新たな機能を持たせたときに発生する矛盾を定義する手順を解説します。
第2 週ステップ6 【12 の発明の原理と選択】
発生した矛盾を解決するために「空間で分ける」「時間で分ける」「条件で分ける」の3 つの方法と、それぞれに適用される12 の発明の原理の解説します。
第3 週ステッブ7 【アイデア創出】
12 の発明の原理を使ってアイデア発想する手順を解説します。
第4 週ステップ8 【アイデア結合】
発想したアイデアをさらに良いアイデアに仕上げていく方法と最終的に商品コンセプトを決定する手順を解説します。1.矛盾を見つけ物理的矛盾の定義
2.12の発明の原理の説明
3.発明の原理とあてはめ図でアイデアだし
4.アイデア結合と商品コンセプトまとめ