
セミナー趣旨
GNSSによる測位は、米国のGPSだけでなく、他国の測位衛星が利用できるようになったこともあり、コンシューマプロダクトにかなり浸透してきています。しかしながら、GNSSデータとIMUセンサやSPEEDセンサとのカップリング手法については、いまだ研究者のレベルでしか議論されておらず、一般の方々に縁遠いものとなっています。
本講義では、その統合手法についてできるだけ平易に紹介します。GNSSはトンネル内や高層ビルが密集した場所や、高架下では残念ながら機能しません。その意味でIMUやSPEEDセンサとのカップリングは非常に相性がよいと考えられます。
セミナープログラム
1.GNSSによる測位全般
(1) 単独測位方式
(2) DGNSS方式
(3) RTK方式
(4) PPP方式
2.IMUとSPEEDセンサについて
(1) IMUデータの取り扱い
(2) SPEEDセンサの取り扱い
3.カルマンフィルタとは
(1) カルマンフィルタの基本
(2) 数値シミュレーション
(3) カルマンフィルタの応用例(GNSS方位とIMU方位のカップリング)
4.統合測位のためのカップリング手法
(1) GNSSデータとIMU/SPEEDセンサのカップリング
(2) ルースカップリングの方式
(3) タイトカップリングの方式
5.実データを用いた結果の紹介
(1) 各種観測データの取得方法
(2) 重要なレファンレスとなる座標位置の別手段での取得
(3) ルースカップリングの結果(通常都市部と高層ビル街での比較)
セミナー講師
久保 信明 氏 東京海洋大学 海事システム工学部門 教授
セミナー受講料
お1人様受講の場合 48,400円[税込]/1名
1口でお申込の場合 62,700円[税込]/1口(3名まで受講可能)
受講申込ページで2~3名を同時に申し込んだ場合、自動的に1口申し込みと致します。
受講について
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受講料
48,400円(税込)/人
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