海藻を利用した資源循環システ ム~含高濃度グルコース海藻と省力養殖技術によるブルーカーボン活用の可能性~
開催日 |
13:30 ~ 16:00 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 地球温暖化対策技術 化学反応・プロセス 水産技術 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
○ブルーカーボン、富栄養化防止などでも注目集める海藻を利用した資源循環について解説!
○背景や現状課題から課題を解決するための海藻選定、培養・養殖方法、エネルギー収支や製造コスト試算、将来展望まで。
セミナー講師
岡本 優 先生 アルジェカルチャーテック合同会社 代表
■ご略歴
1958年 富山県生まれ
1980年 筑波大学物理学科卒業
1982年 東京工業大学エネルギー科学専攻(核融合工学講座)修士課程修了
1982年 株式会社東芝入社(重電技術研究所)
主な担当業務
電力用遮断器、光触媒、燃料電池、水素ネットワーク、火力発電所環境技術
(脱硫排水無排水化、プラズマ利用排ガス処理、藻類培養等)
2006年 環境省藻類研究会委員
2018年 東芝エネルギーシステム社退職
2020年 アルジェカルチャーテック合同会社設立
現在に至る
セミナー受講料
【オンライン受講:見逃し視聴なし】 1名31,900円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき20,900円
【オンライン受講:見逃し視聴あり】 1名37,400円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき26,400円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。
配布資料・講師への質問等について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)。
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。) - 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
下記ご確認の上、お申込み下さい
- PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbps以上の回線をご用意下さい)。
各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。 - 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。
Zoomを使用したオンラインセミナーとなります
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
→ 確認はこちら
※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。 - Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
必ずテストサイトからチェック下さい。
対応ブラウザーについて(公式) ;
「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。
申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
- 開催5営業日以内に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
- 視聴可能期間は配信開始から1週間です。
セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
尚、閲覧用のURLはメールにてご連絡致します。
※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
(見逃し視聴有り)の方の受講料は(見逃し視聴無し)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
→こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」
セミナー趣旨
近年、カーボンニュートラルの一環として海藻による炭素固定:ブルーカーボンが注目されるようになった。海藻は従来、油分やエタノールの原料となるグルコースが少なくバイオ燃料の原料として適しておらず、海藻養殖は高コストとされていた。
しかし、近年、高濃度のグルコースを含む海藻が発見されたことからこの海藻を省力化して養殖できれば有力なカーボンニュートラルのための手段となりうる。この講座では高濃度のグルコースを含む海藻及びその省力化養殖技術を紹介し、海藻を利用した資源循環システムを説明する。
受講対象・レベル
・バイオ燃料の原料についての知見を得たいと考えている方
・富栄養化防止の研究開発をされている方
・資源循環の研究開発をされている方
・本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です
必要な予備知識
この分野に興味のある方なら、特に予備知識は必要ありません。
習得できる知識
・海藻の省力化養殖の基礎知識
・海藻からのバイオ燃料製造に関する基礎知識
・資源循環システムの基礎知識
など
セミナープログラム
1.本システムの目的
1)カーボンニュートラルの実現
a)政府の目標
b)海外の動向
2)資源循環
3)富栄養化防止
4)海洋プラスチック汚染防止
2.現状課題
1)藻場の減少
2)海藻養殖・藻場造成・富栄養化対策のコスト
3)海藻からのエタノール製造
a)褐藻からのエタノール製造
b)緑藻からのエタノール製造
3.課題解決に向けた各技術説明-海藻の選定・養殖技術・実証試験-
1)高濃度グルコースを含む海藻:ジュズモ
2)浮遊担体
a)多層式浮遊担体による微細藻類培養
b)発泡ガラス製浮遊担体による海藻養殖
3)実証試験
a)試験内容
b)試験場所候補
4)実用化の課題
a)実海域での海藻成長速度
b)種付の工業化
4.カーボンニュートラル貢献に向けた将来構想
1)海藻からのエタノール製造技術開発
a)糖化の低コスト化
b)エタノール濃縮の省エネ化
c)エタノールの用途(ガソリン代替以外)
2)浮遊担体の原料
3)栄養塩の確保
a)海洋深層水の利用
b)窒素固定
4)栄養塩徐放浮遊担体
5)排水に含まれる栄養塩の肥料化
6)エタノール車の高度排ガス処理
5.エネルギー収支やコスト試算
1)海藻養殖-エタノール製造時のエネルギー収支
a)浮遊担体、肥料
b)輸送
c)エタノール製造
2)海藻養殖―エタノール製造コスト
a)浮遊担体、肥料
b)輸送
c)フェンス
d)エタノール製造
3)火力発電所排熱によるバイオ燃料製造
4)カーボンニュートラル実現のために必要な海藻養殖面積
<質疑応答>
*途中、小休憩を挟みます。