EV時代に求められるビジネスモデルとLCAのCN化の加速
開催日 | オンデマンド |
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主催者 | 株式会社 新社会システム総合研究所 |
キーワード | LCA 地球温暖化対策技術 自動車技術 |
開催エリア | 全国 |
開催日:2023年 3月 7日(火)
セミナー講師
山田 昌輝(やまだ まさき) 氏株式会社野村総合研究所 グローバル製造業コンサルティング部 コンサルタント
大学卒業後、野村総合研究所へ入社。主に自動車メーカー・素材メーカー等の製造業や官公庁を対象に、経営改革・渉外機能強化・収益性改善・新規事業開発・イノベーション創出支援等のプロジェクトに従事。専門は自動車産業・カーボンニュートラル等。
小池 貴之(こいけ たかゆき) 氏株式会社野村総合研究所 グローバル製造業コンサルティング部 自動車グループ GM
専門は自動車業界における経営・事業戦略の立案。近年は、サステナビリティ経営の実践支援、DX戦略の実行支援プロジェクトに従事。執筆活動としては、「商用車モビリティサービスの進化」「カーボンニュートラル宣言が自動車産業にもたらす機会と脅威」(NRI知的資産創造)など。
セミナー受講料
1名につき 33,500円(税込)
同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
受講について
収録時間 1時間56分 テキストデータ(PDFデータ)つき
■セミナーオンデマンドについて<1>収録動画をVimeoにて配信致します。<2>動画の配信期間は公開日より2週間ですので、その間にご視聴ください。 2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴可能です。
セミナー趣旨
世界的な電動化の潮流の中、特に欧州を中心として製品LCA全体でのカーボンニュートラル(CN)化が加速している。EU政府による規制と民間の取組みの両輪でLCAの把握・CN化が進みつつある中で、日本企業はどのような立ち位置におり、どのような対応が求められるのだろうか。製品LCAのCN化がもたらすホラーシナリオの回避にあたっては先進地域である欧州動向のウォッチ機能の強化や効果的な排出削減策の実施等の自社単体の取組みのみならず、サプライヤー・ユーザー企業を巻き込んだ情報共有の仕組みづくりやルールメイキングへの関与といった他社との連携、自社戦略・渉外機能の強化が重要となる。本講演では新エネルギー車や製品LCAに関するマクロ動向・欧米企業動向を踏まえながら、日本企業の対応の方向性について説明する。
セミナープログラム
Ⅰ.自動車の製品LCAを取り巻く動向と日本企業の生き残り策
山田 昌輝(やまだ まさき) 氏
世界的な電動化の潮流の中、特に欧州を中心として製品LCA全体でのカーボンニュートラル(CN)化が加速している。EU政府による規制と民間の取組みの両輪でLCAの把握・CN化が進みつつある中で、日本企業はどのような立ち位置におり、どのような対応が求められるのだろうか。製品LCAのCN化がもたらすホラーシナリオの回避にあたっては先進地域である欧州動向のウォッチ機能の強化や効果的な排出削減策の実施等の自社単体の取組みのみならず、サプライヤー・ユーザー企業を巻き込んだ情報共有の仕組みづくりやルールメイキングへの関与といった他社との連携、自社戦略・渉外機能の強化が重要となる。本講演では新エネルギー車や製品LCAに関するマクロ動向・欧米企業動向を踏まえながら、日本企業の対応の方向性について説明する。1.自動車を取り巻くカーボンニュートラルの動向 -新エネルギー車に関する動向 -LCA全体に関する動向2.製品ライフサイクル全体でのカーボンニュートラルに向けて日本企業の取るべき方向性 -日本企業の立ち位置と想定されるホラーシナリオ -ホラーシナリオの回避に向けて取るべき方向性
Ⅱ.EV時代に求められるビジネスモデル
小池 貴之(こいけ たかゆき) 氏
一昔前、世の中にHEV(ハイブリッド自動車)が普及し始めた頃、自動車業界はいずれ来るEV(電気自動車)時代においては、水平分業化が進展すると言われていた。自動車完成車メーカーを頂点とした従来のピラミッド構造が崩れてしまうという見方である。それから十数年が経過し、その実態が明らかになりつつある。本講演においては、かつてのこの仮説に対して、現時点で見解、及び各プレーヤーが取るべき方向性について述べる。1.2000年代の自動車業界構造変化仮説 -EVシフトをトリガーとした水平分業化進展 -他業界水平分業化事例2.現在の自動車業界構造 -自動車OEMの戦略 -バッテリーメーカー、EVプラットフォーマーの動き3.水平分業化が進まない要因4.各プレーヤーの取るべき方向性