接着接合の評価技術、研究事例まで ~接着接合を“強度”の視点でわかりやすく解説:その2~
開催日 | オンデマンド |
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収録時間 | 99分 |
主催者 | 株式会社産業革新研究所 |
キーワード | 接着・粘着 機械材料 信頼性試験・加速試験 |
開催エリア | 全国 |
「接着接合の強度評価と、構造用部材としての耐久性を理解できます」
接着接合の基本的なメカニズムから、力学的な評価方法およびデータの正確な解釈の仕方、さらに耐久性に及ぼす強度劣化の要因(水分劣化と長時間ひずみによる劣化)を説明します。
最後に最新の研究事例を紹介して接着接合の本質を深く理解していただけると思います。
セミナー講師
【講師名】北條 恵司 氏
【肩書】国立研究開発法人 産業技術総合研究所 招へい研究員
セミナー受講料
11,000円(税込)
※ものづくりイノベーター認定者は、ランクに応じて当社主催セミナー受講料の割引が可能です。お申込み前に、お問合せフォームよりランクをご申告ください。後程、割引用のクーポンをお送りいたします。※その他クーポンとの併用不可、ご注文後の割引適用は出来ません。
受講について
【このセミナーはオンデマンドセミナーです】ネット環境さえあれば、お好きな場所、お好きな時間に受講できます!
- 視聴期間は受講開始日より2週間です。
- タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
- セミナー資料はpdfで配布いたします。
- このセミナーでは、受講後何度でも講師へ質問することが可能です。質問方法はプロフィール内にあります専門家の「コーディネーター」に問合せからお願い致します。
セミナー趣旨
近年、接着接合には軽量化、組み立ての容易さ、組み立て部品点数削減効果など多くの利点があり、構造部材の一部として大きく期待されています。しかし人命を左右するような高信頼性が要求される構造物への適応は耐久性および高度な信頼性の保証が難しくこの分野への普及を妨げているのが現状です。
本講座ではまず、接着接合に関して学ぶべき基本事項を説明します。次に接合部の劣化のメカニズムを検討し、それを正確に評価する方法について接合強度に視点を置いて解説しています。そして最新の研究事例を紹介しながら、接着接合部の耐久性がどこまでわかっていて、何が課題として残っているのかについても言及します。
それにより接着接合の評価をこれから始める方(その1)だけでなく、すでに始めているが接着研究がどこまで進んでいるのかを知りたい方にもお聞きいただける内容です(その2)。
その2まで聴講いただき、接着接合に対する深い認識を獲得していただきたいと思います。
接着接合の基礎知識 ~接着接合を“強度”の視点でわかりやすく解説:その1~
受講対象・レベル
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これから接着接合の強度評価業務を始める企業または技術者
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すでに接着接合の設計,製造に携わっているが正確な評価が必要な方
必要な予備知識
- 高校の物理化学の知識があることが望ましい
習得できる知識
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接着接合体の強度評価の方法と注意点
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耐久性を保証するために検討すべき環境負荷とその評価方法
- 接着継手の強度劣化のメカニズム
セミナープログラム
【実際の耐久性強度評価】
Ⅶ. 考慮すべき環境負荷
Ⅷ. LJの疲労試験;繰り返しひずみによる強度低下
Ⅸ. 水分による強度低下
1.接着剤の吸水挙動と強度低下
2.FTIRによる高分子材料の構造分析と強度
3.Open Face LJによる加速試験法
4.吸水~乾燥 繰り返しの影響
Ⅹ. DCB試験片を使用した測定
【接着接合の研究事例】
1.水分により強度劣化したDCB試験片のエネルギー解放率とき裂進展速度の関係
2.高温強度の正体、なぜ強度は温度に影響をうけるのか
3.高分子材料(接着硬化材)の広範囲速度依存性(クリープから衝撃まで)
4.繰り返しひずみを受けた重ね合わせ継手の残存強度