気液撹拌の理論と装置設計、運転条件設定
開催日 |
10:30 ~ 16:15 締めきりました |
---|---|
主催者 | 株式会社 技術情報協会 |
キーワード | 化学反応・プロセス 生産工学 機械設計 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | Zoomを利用したLive配信※会場での講義は行いません |
★ ガス吸収速度、通気量、所要動力、気液接触界面積、気泡径の求め方!
セミナー講師
1.新潟大学 工学部 化学システム工学プログラム 准教授 博士(工学) 三上 貴司 氏
2.佐竹マルチミクス(株) 攪拌技術研究所 課長 根本 孝宏 氏
セミナー受講料
1名につき 60,500円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕
受講について
- 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
- 下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
→ https://zoom.us/test - 開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。 - Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
Webブラウザから視聴する場合は、Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeをご利用ください。 - パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
- セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。 - 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
- 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。 - 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。 - Zoomのグループにパスワードを設定しています。
部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
セミナープログラム
【10:30-14:30】 (途中 昼休みを挟みます)
1.気液撹拌の理論と撹拌操作、スケールアップ
新潟大学 工学部 化学システム工学プログラム 准教授 博士(工学) 三上 貴司 氏
【専門】化学工学、晶析工学
【習得できる知識】
・撹拌レイノルズ数や撹拌所要動力など撹拌技術用語の本質的な理解
・液相撹拌条件および気液撹拌条件の合理的な決定方法
・スケールアップ条件因子の選定法と使用法
・気液間物質移動と物質移動計算法の基本知識
【講座の趣旨】
液相撹拌と気液撹拌の設計計算法と合理的なスケールアップ指針について一から解説する。気液撹拌やスケールアップに関する手ごろな専門書はそれほど多くなく、初学者がこれから気液撹拌理論を学ぶには、高額な技術書や古書や洋書に頼らざるを得ないのが現状である。このセミナーでは、これらの書籍を集約して自作した詳しいテキストをもとに、液相撹拌および気液撹拌の理論的背景を習得する。設計計算の力をつけるには電卓で何度も計算してみることが大切であり、多くの例題を取り入れている。セミナーでは扱わない周辺分野についてもテキストに詳しく記載するので自習していただきたい。
1.液相撹拌の基礎理論
1.1 撹拌作用
1.2 代表的な撹拌翼
1.3 撹拌槽内の流れ
1.4 撹拌槽の条件因子
1.5 撹拌槽の標準寸法
1.6 流動特性
1.7 撹拌所要動力
1.8 動力特性
1.9 撹拌所要動力の推算①(邪魔板無しの場合)
1.10 撹拌所要動力の推算②(邪魔板有りの場合)
1.11 混合特性
1.12 高粘性流体の撹拌
【計算例題】
(1)撹拌槽寸法の計算例
(2)撹拌レイノルズ数の計算例
(3)撹拌所要動力(線図利用)の計算例
(4)撹拌所要動力(永田式)の計算例
(5)撹拌所要動力(亀井・平岡式)の計算例
(6)混合時間の計算例
(7)撹拌所要動力(高粘性流体)の計算例
2.気液撹拌の基礎理論
2.1 ガスの溶解度
2.2 ガス吸収速度
2.3 完全分散通気撹拌速度
2.4 気液系の撹拌所要動力
2.5 容量係数
2.6 気液接触界面積
2.7 ガスホールドアップ
2.8 気泡径
【計算例題】
(1)ガス吸収速度の計算例
(2)通気量の計算例
(3)完全分散通気撹拌速度の計算例
(4)気液系撹拌所要動力の計算例
(5)物質移動容量係数の計算例
(6)気液接触界面積の計算例
(7)ガスホールドアップの計算例
(8)気泡径の計算例
3.スケールアップ
3.1 スケールアップの考え方
3.2 幾何学的相似の条件
3.3 力学的相似の条件
3.4 運動学的相似の条件
3.5 スケールアップの基準式
3.6 スケール比の影響
【計算例題】
(1)実機寸法の計算例
(2)実機翼径の計算例
(3)実機撹拌速度の計算例
(4)実機撹拌動力の計算例
4.撹拌槽構造 ※配布資料への掲載のみ
4.1 材料力学の基礎
4.2 撹拌槽の標準寸法
4.3 撹拌槽の強度①(胴)
4.4 撹拌槽の強度②(鏡板)
4.5 撹拌軸径
4.6 危険回転数
【計算例題】
(1)ひずみの計算例
(2)ヤング率の計算例
(3)軸径の計算例
(4)撹拌槽の寸法計算例
(5)撹拌槽の強度計算例
(6)危険回転数の計算例
【質疑応答】
【14:45-16:15】
2.気液撹拌装置の設計と運転条件設定
佐竹マルチミクス(株) 攪拌技術研究所 課長 根本 孝宏 氏
【専門】ミキシング工学
【習得できる知識】
・気液撹拌装置の設計や運転条件設定についての基礎が学べます。
・気液撹拌装置の最新技術について知る事ができます。
【講座の趣旨】
気液撹拌は化学工業や培養など様々なプロセスで用いられています。本講習では気液撹拌装置の設計についての基礎や運転条件設定のための方法を説明します。また、最新の気液撹拌技術について合わせて紹介します。
1.気液撹拌について
1.1 気液撹拌の目的
1.2 気液撹拌に求められる作用
1.3 気液撹拌の方法
2.気液撹拌装置の基本設計
2.1 撹拌目的の明確化
2.2 撹拌槽条件の選定
2.3 撹拌翼の選定
2.4 ガス供給方式
2.5 撹拌所要動力
3.運転条件の選定
3.1 スケールダウンテストによる検討
3.2 スケールアップ
3.3 CFDシミュレーションの活用
4.最新の撹拌技術
4.1 新型タービン:SupermixHS100
4.2 新型スパージャー:サタケスパージャー
4.3 実機適用事例
【質疑応答】