技術者のための統計的品質管理セミナー「日常業務で役立つ“組織力向上を目指せ”」 【エクセル演習付き】
開催日 | このセミナーは貴社の依頼に応じて随時開催します。上の問い合わせボタンをクリックして開催日をご希望下さい。 |
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収録時間 | 360分 |
主催者 | QE Compass |
キーワード | SQC一般 回帰分析 実験計画法一般 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | ZoomやSkypeなどのネット配信ツール |
意思決定の質向上と業務の効率化をいかに両立するか?
技術の世界では評価や実験を通じて日々様々なデータが得られています。
データを得る目的は品質や性能の目標達成度を判断する、改善効果を評価する等々様々あるでしょう。データを得ること、そしてデータから意思決定をしていくことは技術開発から製造に至る全てのものづくりプロセスにおける骨格業務であり、その質と効率の両立向上がQCDを継続改善する原動力と言えます。
本セミナー受講によって、技術者が日常業務の質と効率性を自律的かつ継続的に向上させるために必須となる統計的品質管理の実践スキルを修得することができます。
セミナー講師
【講師名】
細川哲夫 氏
【肩書】
QE Compass代表
セミナー受講料
受講料:300,000円(税別)
受講定員30名
(以下条件)
- 会議室に集まって受講していただいてもかまいません
- 自宅や複数事務所などから同時受講していただいてもかまいません
- 配信日時は希望に沿って調整します
- 土日休日や夜間でもかまいません
- 開催日時など、御社のご希望を記入下さい。
研修内容は各企業に訪問して実施しているものに準じます(基本6時間)。
セミナー趣旨
製造現場の改善活動から製品設計、さらには技術開発段階まで、ものづくりプロセスの幅広い領域で活用できる統計手法を学ぶことができます。
本セミナーでは座学に加えてエクセルを使った演習も実施します。これによって、講義後すぐに実務活用できるスキルを習得することができます。また,エクセルの分析ツールで得られる解析結果の意味を理解することもできます。さらに、本セミナーはより大きな成果を実現するための品質工学を学ぶ入り口という位置づけにもなっています。これから品質工学を学びたい方にもお勧めです。あるいは既に品質工学を学んだ方が、品質工学の特長をより深く理解するためにも有効な内容となっています。統計手法は正しい手順で実施すれば誰でも正しい結果を得ることができます。日常業務に統計手法を活用し、評価や実験の効率化、意思決定の質向上、組織力向上を目指しましょう。
受講対象・レベル
- 自動車、自動車部品、機械,電子機器、電子部品、装置、各種材料、医療機器、薬剤等、ものづくり企業の技術開発、製品設計、生産技術、品質保証の担当者
- 大学理工系もしくは高等専門学校卒業程度
必要な予備知識
- 特に必要ありません
- 初歩的なエクセル操作
※エクセル分析ツール設定方法とエクセル関数の練習教材を事前に送付します
習得できる知識
- 統計の基礎知識を修得できる
- 技術開発から製造に至るものづくりプロセス全般の日常業務で活用できる統計手法の知識を修得できる
- エクセルの分析ツールの結果の意味がわかる
- 実験計画法と品質工学の違いがわかる
- 品質工学の狙いがわかる
セミナープログラム
Ⅰ.基本統計のおさらいと応用
1-1.グラフによる見える化
a.いろいろなグラフ
b.ヒストグラム
☆☆エクセル演習(講義後の個人ワーク)☆☆
1-2.データを数値で表現しよう
a.代表を表す:中央値,平均値
b.ばらつきを表す:2乗和の分解,平方和,分散,標準偏差
1-3.工程能力と損失関数で工程の安定性を判断しよう
a.工程能力とは
☆☆エクセル演習☆☆
b.品質工学における損失関数の考え方
Ⅱ.検定で効果の有無、変化の有無、違いの有無を判断しよう
2-1.検定の狙いと考え方
2-2.F検定とt検定
a.検定の流れ
b.F検定
c.t検定
☆☆エクセル演習☆☆
d.製品設計における活用事例紹介
Ⅲ.相関と回帰
3-1.相関分析で関係を表してみよう
a.散布図と相関係数
☆☆エクセル演習☆☆
b.疑似相関と偏相関係数
にせものの相関に惑わされずに分析を行う方法
3-2.単回帰分析:一つの要因の因果関係を前提とする分析
a.グラフ作成と回帰直線
☆☆エクセル演習☆☆
b.エクセルの分析結果の意味を理解する
☆☆エクセル演習(講義後の個人ワーク)☆☆
3-3.多変量解析による予測と要因解析
a.相関係数行列と重回帰分析及びその注意点
☆☆エクセル演習☆☆
b.品質工学の有効な解析方法 T法, CS-T法の事例紹介
Ⅳ.実験計画法から品質工学へ
目的とする特性の値を積極的に変える実験の方法
4-1.フィッシャーとタグチ
a.実験誤差とは
b.フィッシャーの3原則からノイズ因子へ
c.技術開発の全体像
4-2.交互作用と直交表
a.直交表とその解析方法
b.交互作用と特性値の加法性
c.素数べき型直交表と混合型直交表の違い
4-3.統計手法から品質工学技法 そして仕組みへ
a.品質工学技法の中での統計手法活用
b.手法・技法活用の目的はPlan Do Study Actionを回すこと
c.技術開発の事例紹介