地域脱炭素戦略とマイクログリッドを現実解を見据え成功させる方法
開催日 | オンデマンド |
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主催者 | 株式会社 新社会システム総合研究所 |
キーワード | 地球温暖化対策技術 電力技術 政策・行政 |
開催エリア | 全国 |
開催日:2023年 5月 25日(木)
セミナー講師
村谷 敬(むらたに たかし) 氏 株式会社AnPrenergy 代表取締役
1980年前橋市生まれ。2008年に太陽光・風力発電の建設手続きに行政書士として関与したのを契機に電力の世界へ。エナリスで需給管理業務を極めた後、エプコにて電力小売事業部長として新電力事業を運営。新電力や自治体新電力へのコンサルティングを手がけた後に再独立。各地の新興新電力事業者の需給管理コンサルティングを手掛ける傍ら、横河ソリューションサービスの新エネルギー事業部チーフコンサルタントとして需給管理システムの開発を支援。電力需給管理を偏愛し、JEPX価格が高騰した日の気象条件分析が趣味。2017年、新規参入事業者の競争戦略をレクチャーする、適者生存戦略コンサルティング会社として株式会社AnPrenergyを設立。100社を超える電力事業者の支援を行う。また、大手重電メーカー、大手印刷業、大手エネルギー事業者の脱炭素、再生可能エネルギービジネスの顧問を務める。電力事業経営、電力需給管理、電力人材育成と、自治体と電力事業の連携について強みを持つ。近時は蓄電池事業のエキスパートを目指し早稲田大学で招聘研究員として研鑽を積んでいる。 人生の半分以上、資格受験指導、ビジネス人材育成の講師でもあり、全国で講演活動も行っている。Anti-Predatorという「強大な天敵を脅かす防衛行動」の研究を行い、ランチェスター戦略と融合させることで独自の教育理論を持つ。
柏崎 和久(かしわざき かずひさ) 氏 (株)I.T.I. 代表取締役社長 技術士(経営工学部門)&利酒師
1968年生宇都宮市生まれ。中央大学理工学部電気電子工学科卒業後、関電工に入社。送配電関連業務に18年従事。その後、バイオマス発電ベンチャー、大型蓄電池ベンチャーを経て、日本電気株式会社(NEC)へ。NEC在籍時にエフビットコミュニケーションズの経営に携わり、2017年4月にエフビットコミュニケーション社長に就任。新電力エフビットでの経営手腕が買われ、2018年3月に退任後、ネクステムズ取締役として宮古島未来エネルギーの立上げにも参加する等、電力ビジネスにかかわる複数企業で経営やプロジェクトに携わる。2022年5月には、新電力HTBエナジーの事業譲渡にも関与した。近時は、複数の脱炭素先行地域において、計画実行の支援に携わる。また、複数のマイクログリッドプロジェクトのプロデュースを担っている。現在、日本海ガス経営顧問、環境エネルギー技術研究所経営顧問、西堀酒造パートナー、八洲建設ビジネスアドバイザー、SAKE RISE代表、I.T.I.代表取締役社長。技術士(経営工学部門)、利酒師。■ご紹介■柏崎 和久氏によるプロジェクトSAKE RE100にて4月6日から日本酒を予約販売(外部サイト)https://sake-re100.com/collections/all
セミナー受講料
1名につき 33,900円(税込)同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
受講について
収録時間 2時間58分 テキストデータ(PDFデータ)つき
※プレミアム会員様(招待券含)も通常の受講料が発生致します。
■セミナーオンデマンドについて<1>収録動画をVimeoにて配信致します。<2>動画の配信期間は公開日より2週間ですので、その間にご視聴ください。 2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴可能です。
セミナー趣旨
本講義は、2023年から脱炭素先行地域の実働開始するなか、いよいよ見えてきたマイクログリッド事業創出の課題と解決方法、企業同士のリアルな交渉現場や実際に現場で経験していることを紹介し、これから事業を進めていくうえで必要なポイントを掴んで2名の講師にご高話頂きます。本年1月30日開催の同セミナーから喫緊の政府動向と事業進展を踏まえブラッシュアップした企画です。
セミナープログラム
Ⅰ.地域脱炭素戦略を完遂する「脱炭素戦術ドミノ」の進め方 〜幻想的な脱炭素戦略から、現実的な脱炭素戦略への移行〜
14:00~15:25 村谷 敬(むらたに たかし) 氏
自治体の脱炭素化の潮流は、衰えを知らない。しかし、脱炭素先行地域に選定された自治体から「本当に脱炭素化を実現できるか、実のところ大いに不安だ」という声も、聞こえてくる。脱炭素を掲げ企画を立案する時と、現に脱炭素化を推進する局面では「想定外」の困難が押し寄せてくる。脱炭素化は挑戦ではなく結果が求められる中、自己の自治体の脱炭素戦略を見直し、幻想的な部分を排除し現実路線に引き戻す必要がある。本講義では脱炭素戦略を実現するための個々の「脱炭素戦術」について、脱炭素効果だけでなく実現難易度について高低を設定しながら、自治体、民間企業の脱炭素戦略完遂を支援する。1.「誰にも言えない!」自治体担当者の憂鬱2.「泥沼か底なし沼か?」自治体5つの誤算3.「沼にハマるな!」脱炭素未達の汚名回避策 4.「足元を見よ!」脱炭素遂行の現実解・最適解5.「未来を夢見よ!」現世代の次世代への贈り物
Ⅱ.脱炭素の切り札、「マイクログリッド」の創り方 〜経営屋の独自視点による解説とリアルな現場の紹介〜
15:35~17:00 柏崎 和久(かしわざき かずひさ) 氏
マイクログリッド、これは2050年のカーボンニュートラル実現に向けた電力システム改革の大本命です。そして、ポストコロナの電力システムでもあり、地方インフラを進化させると期待されています。今後、大手電力にとって離島や過疎が進む地方部など、世帯密集度の低いエリアの配電設備の更新投資は負担が 大きくなります。地域の企業に配電設備の所有・維持管理を委ね、地域で再エネやコジェネレーションなどの分散電源を導入しマイクログリッドを構築すれば自然災害の停電リスクを軽減できるだけでなく、脱炭素にも繋がり、地方企業に とっても新たなビジネスチャンスになります。 1.村谷敬先生の凄さ2.企業経営が脱炭素に取り組まなければならない本音と建前3.経営屋がみる「電力業界の今」をアップデート4.経営屋がみる「電力ビジネスの未来」をアップデート 5.マイクログリッドについて6.マイクログリッド、どうすれば実現できるのか?7.マイクログリッド構築における課題8.脱炭素先行地域で私が経験していること9.ポストコロナの電力システム