新規モダリティ(核酸医薬、遺伝子治療、細胞治療など)における事業性評価手法

「売上構成要素(対象患者数、薬価・アクセス)の留意点と推計方法」
「費用構成要素(研究開発費・期間、製造原価、営業費)の留意点と推計方法」
「不確実性要素(シナリオ、幅、成功確率)の留意点と推計方法」
「経済条件要素(一時金/マイルストン支払、売上ロイヤルティ等)」

〔新規モダリティ医薬品のビジネス評価や導出入の意思決定に際し、重要な役割を担う事業性評価〕 実施方法を解説すると共に、評価の礎となるターゲットプロダクトプロファイル策定のポイント、
新規モダリティの特徴を踏まえた評価項目のポイントについて事例を交えて解説!
事例から見えてくるTPP作成に重要な3つのポイント
【1】TPPは科学的根拠、顧客に提供できる価値を示しているか?
【2】TPPは定量的で上市後の姿を描けているか、将来のUMNを満たしているか?
【3】TPPにはUpside/Downsideのシナリオが描けているか?

【特典】
■アーカイブ配信
このセミナーはアーカイブ付きです。セミナー終了後も繰り返しの視聴学習が可能です。
Live受講に加えて、アーカイブでも一定期間視聴できます。
※視聴期間:10/11~10/24

 

日時

【Live配信受講】 2023年9月29日(金) 10:30~16:30
【アーカイブ配信受講】 2023年10月11日(水) まで受付(配信期間:10/11~10/24)

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

     昨今、核酸医薬、遺伝子治療、細胞治療などの新規モダリティによる医薬品が上市されるようになり、これまで治療が困難であった難治性希少疾患や症状に対して、また創薬ターゲットへの新たなアプローチとしても注目されている。新規モダリティのオリジネーターは革新的な科学技術を有するアカデミアやスタートアップ企業が多く、研究開発への資金調達は不可欠であり、また製薬企業側は抗体医薬品の次を埋めるパイプラインやブレイクスルーを期待し、資本業務提携や買収も進みつつある。
     本セミナーでは、新規モダリティ医薬品のビジネス評価や導出入の意思決定に際し、重要な役割を担う事業性評価を取り上げ、その概念と役割、実施方法を解説すると共に、評価の礎となるターゲットプロダクトプロファイル(TPP)策定のポイント、新規モダリティの特徴を踏まえた評価項目のポイントについて事例を交えて解説する。

    習得できる知識

    本セミナーを通じて、新規モダリティのオリジネーターや製薬企業の研究・開発、生産、薬事・薬価、ライセンスをご担当の方には、事業性評価がどのように実施され、意思決定に活用されているのかを学ぶこと、また事業性評価をご担当とされている方には、新規モダリティへの活用事例などをご参考に、現在の課題解決の一助となることを期待しています。

    セミナープログラム

    1.中外製薬(株)とは?
     ・中外製薬の特徴
     ・中外製薬の事業モデル

    2.開発段階における市場規模/売上予測とその限界
     ・売上予測の4つの目的とタイミング、典型的な予測モデル
     ・売上予測の研究開発ステージと粒度
     ・ビジネスの価値評価として売上予測は万能か打ち上げ予測の構成要素と情報源
     ・売上予測の研究開発ステージと粒度
     ・マネジメントの質と成功の可否
     ・戦略的マネジメントとオペレーションマネジメントの関係

    3.意思決定を支援する事業性評価とその概念
     ・事業性評価のゴール
     ・事業性評価の4つの目的とタイミング
     ・事業性評価を理解する上での重要な指標
     ・事業リスクと4つの事業性評価の実施方法
     ・正味現在価値(NPV)と不確実性を考慮した正味現在価値(eNPV)
     ・事業性評価のアウトプットとその解釈
     ・意思決定の質を高めるために重要な6つの要素

    4.開発段階における事業性評価と重要となるTPP
     ・TPPの意義と作成のポイント
     ・TPP作成のタイミングと事業性評価項目
     ・事例から見えてくるTPP作成に重要な3つのポイント
      【1】TPPは科学的根拠、顧客に提供できる価値を示しているか?
      【2】TPPは定量的で上市後の姿を描けているか、将来のUMNを満たしているか?
      【3】TPPにはUpside/Downsideのシナリオが描けているか?

    5.新規モダリティ(治療手段)の特徴
     ・治療モダリティの変遷
     ・なぜ新規モダリティによる創薬アプローチが取られるのか
     ・希少疾患ビジネスへの期待と不安
     ・新規モダリティの上市品と開発品
     ・新規モダリティ製品(核酸医薬、遺伝子治療、細胞治療等)の特長
     ・新規モダリティのビジネス評価のタイミング

    6.新規モダリティの事業性評価
     ・新規モダリティの特徴とビジネス課題
     ・ビジネス課題と事業性評価項目との関係
     ・売上構成要素(対象患者数、薬価・アクセス)の留意点と推計方法
     ・費用構成要素(研究開発費・期間、製造原価、営業費)の留意点と推計方法
     ・不確実性要素(シナリオ、幅、成功確率)の留意点と推計方法
     ・経済条件要素(一時金/マイルストン支払、売上ロイヤルティ等)
     ・導出入候補品の事業性評価に用いる会計基準とは

    7.製品チームや経営から信頼の得られる事業性評価を目指して
     ・中外製薬での事業性評価実施の流れと、確認ポイント
     ・事業性評価がネガティブとなった場合の対処方法
     ・事業性評価結果と実際に起きた結果との答え合わせの意義
     ・事業性評価の役割と目指すところ
     ・市場調査と事業性評価の関係

    □質疑応答□

    セミナー講師

    中外製薬(株) ビジネスインサイト&ストラテジー部 ビジネスアナリシスプロフェッショナル 高山 健次 氏 
     
    【略歴】
    中外製薬入社(1989年)
    ・農薬事業部 合成センターへ配属となり、除草剤、昆虫生育抑制御剤等のドラックデザイン、有機合成に5年間従事
    ・薬物動態研究所にて医薬品の代謝研究、分析業務に3年間従事
    ・育成研究センターにて市販後医薬品の育薬研究に3年間従事
    ・中外製薬と日本ロシュの経営統合(2002年)より、本社の医薬事業の企画部門へ配属。以降、様々な組織名称となるが、一貫して市場調査、事業性評価業務に従事。中外製薬が開発している非オンコロジー医薬品の市場調査、事業性評価に携り、ロシュや第三者からの導入候補品の売上予測、事業性評価、ライセンスや経済条件の検討等を多数経験。
    製品企画部
    開発情報部
    調査部
    企画部
    企画調査部
    調査部
    ビジネスインサイトストラテジー部

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    医薬品技術   再生医療等製品技術   事業戦略

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