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セミナー趣旨
自動車の走行に関わる排出規制については国際基準の整備が進んでおり、地球温暖化防止の有効手段として、電動化が注目されている。一方、資源の採掘から製造、さらには廃車に至る「ライフサイクル」全体での温暖化物資排出量を算出、その削減が求められる様になってくると、車両の設計時点で廃車の処理、リサイクルを含めた算出が求められるようになってきている。そのためには従来からリサイクルが進められていた金属のみならず、樹脂部材のリサイクルが重要な課題となっている。
EU内では共通の目標値を設けてリサイクルに取り組んでいる。樹脂関係については現時点では包装関係の目標値が規定されているが、自動車業界でも基本方針に沿って設計時点から樹脂再利用に取り組んでいる。
受講対象・レベル
・車両基本構成企画担当者
・自動車用樹脂メーカ 自動車内装、部品メーカ 自動車のリサイクルに関係する方
習得できる知識
・自動車を取り巻く様々な課題と、電動化動向。
・自動車用材料の動向と求められる性能。
・欧州における廃車時のリサイクルに関する規制と、自動車メーカ他のリサイクルに対応した車両開発、特に樹脂材料の選定動向など。
・廃車からの樹脂リサイクル技術。
セミナープログラム
※ 適宜休憩が入ります。
1. 自動車を取り巻く課題と規制動向
1.1 自動車の普及に伴って顕在化した問題
1.2 世界の温暖化物質排出規制の動き(燃費改善から)
1.3 カーボンニュートラルを目指すエネルギー転換
(運搬できるエネルギー、その生成、エネルギー密度)
2. 自動車の電動化動向
2.1 EVの歴史と種類、課題
2.2 現代のEVとその課題
2.3 EVに使用される材料
3. 自動車の軽量化と材料転換
3.1 自動車の軽量化技術とその効果
3.2 EVにおける軽量化の重要性
(バイオ材料の動向)
3.2 EVにおける軽量化の重要性
4. 自動車のリサイクル動向
4.1 欧州のリサイクル動向(BMWを例に)
4.1.1 欧州ELV指令
4.1.2 BMWの自動車リサイクル研究開発
4.2 欧州の樹脂部品のリサイクル
4.2.1 EUの樹脂に関わる循環型経済
4.2.2 EUのECOBULK
4.2.3 自動車用プラスチックの循環型経済への取り組み
5. まとめ
セミナー講師
山根 健 氏 山根健オフィス 代表
【講師経歴】
1975年3月 早稲田大学 理工学研究科 熱工学修了
同 4月 日産自動車㈱ 入社、新動力研究部で次世代エンジン、ターボチャージャー開発担当。社長賞2級受賞。
1981年~83年 ロンドン大学 インペリアルカレッジへ社命留学。
帰国後、新型過給システムを含む、過給エンジン企画全体を主導。
1985年 新型エンジン基本計画 副担当、新型V8エンジン吸排気設計担当。
1987年~91年 レース用エンジン開発主担当としてルマン24時間レースに挑戦。
1992年 機関実験部 動力性能計画課長として、性能設計、監査を主担当。
1992年6月 日産自動車を退職し、BMWに入社。 BMW Japanのエンジニアリング本部で日本向け車両開発を担当するとともに、BMW本社のエンジニアリング本部での開発に従事。レース用エンジンの開発、水素自動車や電気自動車開発プロジェクトに参加。
2009年7月 BMWを定年退職、山根健オフィスを設立して BMW Japanをはじめ、素材メーカ他に対し、自動車関係コンサルティング業務を実施。
【活 動】
自動車用機関研究開発。(1972年より現在に至る)
自動車運動性能設計、評価試験。(1972 年より現在に至る)
経済産業省、水素安全利用プロジェクト評価委員(2004年~2006年) 自動車技術会委員(1975年よりガソリン機関、シャシー、モータースポーツ)。
自動車技術関係講演、執筆多数。現在も自動車レースやエアレースに関わっている。
セミナー受講料
22,000円(税込)
* 資料付
*メルマガ登録者 19,800円(税込)
★メルマガ会員特典
2名以上同時申込で申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ アカデミック価格
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受講について
- 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
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- タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
- お手元のPC等にカメラ、マイク等がなくてもご視聴いただけます。この場合、音声での質問はできませんが、チャット機能、Q&A機能はご利用いただけます。
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■ お申し込み後の流れ
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