異種材料接着・接合理論と強度および信頼性・耐久性向上法【LIVE配信・WEBセミナー】

~接着接合メカニズム・接着剤選定法・表面処理法・信頼性・耐久性加速評価と寿命予測法~

■本セミナーの主題および状況

接着の原理、接着剤の種類と特徴、金属およびプラスチックの表面処理など基礎的なこと、射出成形、レーザー接合、摩擦接合などの最新の異種材料接合法の原理別分類とその特長,主な接着継手の応力分布および破壊条件、強度・信頼性・耐久性の大きい接着継手の設計・製作法、接着継手において必要な故障確率を与える安全率の計算法、耐久性加速評価法および寿命予測法について解説。

■注目ポイント

★接着強度発現の原理、主な接着剤の種類とその特徴を解説。
★主な被着材に対する表面処理法を解説。
★接着剤を使用しない最新の異種材料接合法の原理別分類と特長を解説。
★主な接着継手の特長・応力分布・破壊条件・設計法を解説。
★接着継手の安全率の設定法と故障確率計算法(EXCEL関数計算シート提供)等を解説。

セミナー趣旨

接着の原理,接着剤の種類と特徴,金属およびプラスチックの表面処理など基礎的なこと,射出成形,レーザー接合,摩擦接合などの最新の異種材料接合法の原理別分類とその特長,主な接着継手の応力分布および破壊条件,強度・信頼性・耐久性の大きい接着継手の設計・製作法,接着継手において必要な故障確率を与える安全率の計算法,耐久性加速評価法および寿命予測法について,ご説明いたします。

【講演者の最大のPRポイント】
大学において学んだ化学,有機化学,高分子化学,物理化学の知識に加えて,新幹線をはじめとする鉄道車両メーカーの研究開発部門において,製品に接着接合等を適用するために長年にわたり習得した材料力学,材料強度学,FEM応力解析,数値解析,等の技術を用いて,各種接着・接合法,接着継手の破壊条件・解析,信頼性評価,耐久性評価,重回帰分析による寿命予測法,故障解析を得意といたします。

習得できる知識

接着強度発現の原理,主な接着剤の種類とその特徴,主な被着材に対する表面処理法,接着剤を使用しない最新の異種材料接合法の原理別分類と特長,主な接着継手の特長・応力分布・破壊条件・設計法,接着継手の安全率の設定法と故障確率計算法(EXCEL関数計算シート提供),接着継手の耐久性評価法・寿命予測法(EXCEL関数計算シート提供)

セミナープログラム

1.接着力発現の原理
 1-1 化学的接着説 
 1-2 機械的接合説(アンカー効果) 
 1-3 からみ合いおよび分子拡散説

2.各被着材に適した接着剤の選定法
 2-1 Zismanの臨界表面張力に基づく方法 
 2-2 溶解度パラメータによる方法 
 2-3 被着材と接着剤間の相互の物理化学的影響を考慮する方法

3.各接着剤の種類、特徴および最適接着剤選定法
 3-1 各接着剤の種類と特徴 
 3-2 各接着剤の耐薬品性および耐候性 
 3-3 各種接着剤のせん断およびはく離接着強度特性 
 3-4 選定のための接着剤性能表 
 3-5 各種シーリング材の性能および用途

4.被着材に対する表面処理法の選定法
 4-1 各種表面処理法およびその特徴  
 4-2 金属の表面処理法  
 4-3 プラスチックの表面処理法 
 4-4 結晶性プラスチックに対する表面処理法  
 4-5 プライマー処理法

5.接着剤を用いない最新の異種材料接合法,実用化例,および接着力発現の原理  
 5-1 金属の湿式表面処理-樹脂射出一体成形法  
 5-2 被接合材表面のレーザー処理-樹脂射出一体成形法
 5-3 レーザー接合法  
 5-4 摩擦接合法  
 5-5 溶着法  
 5-6 分子接着剤利用法  
 5-7 接着力発現の原理

6.接着継手形式および接着部に加わる外力の種類
 6-1 接着接合の長所と短所  
 6-2 各種接着継手形式

7.各種接着継手の応力分布および破壊条件について(ぜい性接着剤および弾塑性接着剤)
 7-1 重ね合せ継手 
 7-2 スカーフおよびバット継手 
 7-3 特異応力場の強さKσcに基づく破壊条件の解析例
 7-4 はく離応力の解析例 
 7-5 スポット溶接-接着併用継手の応力解析例

8.最適接合部の設計法
 8-1 強い接着接合部を設計するための一般的留意事項  
 8-2 接着接合部の設計/T継手の接合構造/ハット形補強材の接合構造/はく離力への対応策

9.接着接合部の信頼性解析技術(必要故障確率を与える安全率の計算法:EXCEL関数計算シートを提供)
 9-1 経年劣化による故障発生のメカニズム(ストレス-強度のモデル)
 9-2 正規分布について  
 9-3 ストレス(負荷応力)が変動する場合の接着継手の故障確率の確保のために必要な安全率の決定法  
 9-4 実構造物に発生するストレスの変動係数の測定法および必要な故障確率を確保するための方法

10. 接着接合部の促進耐久性評価法並びにアレニウスモデルおよびアイリングモデルを用いた重回帰分析法による寿命予測法(EXCELの重回帰分析LINEST計算シートを提供)
 10-1 接着接合部の劣化の要因ならびに加速試験と加速係数 
 10-2 アレニウス式(温度条件)による劣化,耐久性加速試験および寿命推定法  
 10-3 アイリングの式による応力,湿度などのストレス負荷条件下の耐久性加速試験および寿命推定法  
 10-4 Sustained Load Testによる接着継手の温度,湿度,および応力負荷条件下の耐久性評価結果  
 10-5 重回帰分析法による接着接合部の寿命予測法  
 10-6 EXCELのLINEST関数を用いた寿命予測結果 

質疑応答


【キーワード】

接着,接着剤,被着材,表面処理,エッチング,レーザー処理,射出成形,レーザー接合,摩擦接合,スカーフ継手,バット継手,重ね合せ継手,破壊条件,特異応力場の強さ,ウェルドボンディング,故障確率,安全率,耐久性,アイリングモデル,重回帰分析,寿命予測

セミナー講師

鈴木接着技術研究所  所長  鈴木 靖昭 氏

【学位・資格】
博士(DR)/技術士/第一種作業環境測定士(金属,特定化学物質,鉱物性粉塵,有機溶剤,放射性物質)
【経験】
企業技術者(OB含む)
【対応可能サービス】
セミナー/出版物/技術コンサルタント派遣/講師派遣(社員研修)/技術動向調査・市場調査・技術ライティング
【対応方法】
早朝 or 夜間スポットコンサル対応可/事前面談(無料)対応可(WEB対応含む)/休日(土日祝祭日)対応可/Web対応可
【関心キーワード】
異種材料接着・接合/破壊条件/信頼性評価/耐久性評価/寿命予測法/重回帰分析
 【経歴】
略歴 
1942年(昭和17年)    愛知県生まれ
1965年(昭和40年)3月 名古屋工業大学 工学部 工業化学科卒業
1965年(昭和40年)4月 日本車輌製造株式会社入社
在職中所属部門:技術研究所,技術センター,技術開発本部,および
開発本部 最終役職開発本部部長
1987年(昭和62年)1月 工学博士(名古屋大学)
2003年(平成15年)3月 日本車輌製造株式会社 定年退職
2003年(平成15年)4月~2008年(平成20年)12月 日本車輌製造株式会社 開発本部勤務(非常勤)(実施業務:現職時に準じる)
2009年(平成21年)1月~2010年7月 日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部技術部勤務(非常勤)(実施業務:現職時に準じる)
2003年(平成15年)4月~2011年(平成23年)3月 名城大学 非常勤講師
2003年(平成15年)4月~2013年(平成25年)3月 中部大学 非常勤講師
2013年(平成25年)7月25日 鈴木接着技術研究所 設立 所長として,主に接着技術に関するコンサルタントとして,セミナー・講演,技術相談,原稿執筆に従事

過去の学協会活動
日本接着学会:構造接着研究委員会 応力解析分科会幹事,接着設計研究委員会委員,アメリカ接着視察団幹事など合せて50年以上活動
日本機械学会:接着接合技術応用研究分科会委員として5年間活動,機械材料・材料加工部門 運営委員会委員
色材協会:現在まで40年以上にわたり,理事,評議員,審議委員,運営委員として活動
日本材料学会:高分子材料部門委員会委員
【専門内容】
異種材料接着・接合(接着剤を用いない方法も含む),継手のFEM応力解析および破壊条件の研究,信頼性評価,耐久性評価,アイリングの式および重回帰分析を用いた継手の寿命予測法

セミナー受講料

【1名の場合】39,600円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。


講師のプロフィール

化学、高分子材料、材料力学、数学に関する幅広い理論的知識及びエポキシ樹脂、CFRP等有機材料、接着等の50年以上の実務経験に基づいて、接着を主とする講演、原稿執筆、技術相談に適切にご対応します。

鈴木 靖昭

すずき やすあき / 愛知県 / 鈴木接着技術研究所

大学において得た化学、高分子化学、物理化学、物理学、数学の知識、および会社において得た材料強度学、破壊条件、FEM応力解析、工業数学の知識、並びに会社等において50年以上にわたり経験した多種類にわたる樹脂製品、接着接合等の研究開...続きを読む

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:30

受講料

39,600円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

接着・粘着   機械材料   信頼性試験・加速試験

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