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酸化物系固体電解質を用いた全固体電池について、材料・電池作製プロセス・開発動向などについてわかりやすく解説します!
セミナー趣旨
Liイオン二次電池に替わる次世代蓄電池として、全固体電池の研究開発が盛んになっている。全固体電池は、既存の液系Liイオン二次電池を凌駕する性能が期待されており、電気自動車用電源、再生可能エネルギー用蓄電池をはじめとする様々な用途が想定されている。全固体電池は、イオン伝導種、固体電解質材料によって大別されるが、本セミナーでは、大気中での化学的安定性が高い酸化物系固体電解質を用いた全固体電池について、材料・電池作製プロセス・開発動向などについて解説する。
受講対象・レベル
酸化物系全固体電池に係る材料、電池作製プロセスなどを学びたい方
習得できる知識
・固体電解質材料に関する知識
・セラミックス材料の焼結に関する知識
・酸化物系全固体電池に関する最新の研究開発動向
セミナープログラム
1. 全固体電池とは
1)固体電解質
2)全固体電池への期待と歴史
3)固体電解質による全固体電池の分類
2. 酸化物系固体電解質
1)材料開発の歴史
2) 典型的なLiイオン伝導体
3)典型的なNaイオン伝導体
3. 酸化物系全固体電池の開発動向
1)電池作製プロセス(蒸着、室温プレス、電極焼き付け、一括焼結)
2) Liイオン系
3)Naイオン系
4. 一括焼結を用いた全固体電池
1)焼結とは(焼結の基礎、液相焼結)
2) 固体電解質材料の合成法
3)加圧焼結を用いた電池作製
4)常圧焼結を用いた電池作製
セミナー講師
九州大学 大学院総合理工学研究院 准教授 博士(工学) 渡邉 賢 先生
■ご略歴
平成21年4月 九州大学大学院総合理工学研究院 学術研究員
平成21年6月 独立行政法人物質・材料研究機構 センサ材料センター NIMSポスドク研究員
平成23年4月 独立行政法人物質・材料研究機構 若手国際研究拠点 ICYS-MANA研究員
平成25年7月 独立研究開発法人物質・材料研究機構
環境・エネルギー材料部門 電池材料ユニット 二次電池材料グループ 研究員
平成27年4月 国立研究開発法人物質・材料研究機構
環境・エネルギー材料部門 電池材料ユニット 二次電池材料グループ 研究員
平成28年4月 九州大学大学院総合理工学研究院 准教授 採用
現在に至る
令和2年11月 国立研究開発法人物質・材料研究機構 先端材料解析研究拠点 客員研究者
■ご専門
固体電気化学/セラミックス科学/機能性材料
■本テーマ関連学協会でのご活動
日本化学会、電気化学会、日本セラミックス協会、日本固体イオニクス学会、電池技術委員会
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
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