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★超耐熱、軽量で航空エンジンや高圧タービンなどの
応用に期待されるSiC繊維について、基礎から今後について解説する。
~2000℃の耐熱性を有する結晶質炭化ケイ素繊維の欠陥制御技術について~
※Zoomを使ったWEBセミナーです。在宅、会社にいながらセミナーを受けられます。
※本セミナーは開催日が変更になりました 8月5日 → 10月2日
セミナー趣旨
前駆体法による炭化ケイ素繊維は、東北大学の(故)矢島教授により1970年代初期に発明され、その後、日本カーボン(株)と宇部興産(株)の二社により独自の繊維開発が始まった。当初は各種非晶質繊維の開発が進められたが、非晶質構造では1500℃を超えると急激な強度低下が起こったことから、新たな技術開発が進められ、1996年以降になって、第3世代の炭化ケイ素繊維と位置付けられている2000℃までの耐熱性を有する結晶質炭化ケイ素繊維が開発された。同繊維は、有機ケイ素高分子を前駆体とし、溶融紡糸、空気中での酸化及び窒素中での焼成を経て得られる非晶質炭化ケイ素系繊維を、高温のアルゴン中で熱分解・焼結させて合成される。
本講義では、炭化ケイ素繊維強度に直接的な影響を及ぼす高温での熱処理過程での微細構造変化に焦点を当てるとともに、炭化ケイ素繊維開発に関する歴史的な背景から技術開発の現状、ならびに今後の展望まで幅広いお話をさせて戴きます。
受講対象・レベル
高性能無機材料の開発研究に関してご興味を持たれる方であれば、どなたでもご参加ください。
必要な予備知識
特に予備知識は必要ありません。どなたでも理解できるようにお話し致します。
習得できる知識
新しい材料開発に関わる方の参考になるような物事の考え方が習得できる。
セミナープログラム
1.無機繊維の開発の歴史
2.炭化ケイ素繊維開発の歴史
3.前駆体法による炭化ケイ素繊維の開発について
4.2000℃の耐熱性を有する結晶質炭化ケイ素繊維の開発について
5.炭化ケイ素繊維の強度向上を目的とした微細構造制御技術について
6.炭化ケイ素繊維の今後について
キーワード:
炭化ケイ素繊維,SiC繊維,チラノ繊維,高耐熱,セミナー
セミナー講師
山陽小野田市立山口東京理科大学
医薬工学科 教授(大学院・工学研究科 教授) 工学博士 石川 敏弘 氏
【ご専門】無機材料科学
【ご経歴・ご活躍】
1979年~ 宇部興産(株)勤務(その間、炭化ケイ素繊維(チラノ繊維)の開発研究)
2007年~ 宇部興産(株)フェロー、無機機能材料研究所長
2015年~ 山口東京理科大学 教授 (2018~ 副学長、2020~2024 学長特別補佐)
(その他)山口大学客員教授(1997年)、広島大学教員教授(1998年)、長岡技術科学大学客員教授(2010年)、日本セラミックス協会代表理事副会長(2011~2013年)
<受賞歴>
1992年05月 高分子学会賞・技術賞 受賞
2003年03月 化学工学会賞・技術賞 受賞
2003年11月 山崎貞一賞 受賞
2004年03月 GSC賞 環境大臣賞 受賞
2006年10月 Fellow of American Ceramic Society
2009年09月 Academician & Advisory Board of World Academy of Ceramics
2019年01月 ACerS Global Ambassador Award
2020年01月 Bridge Building Award (from American Ceramic Society)
セミナー受講料
38,500円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合35,200円、
2名同時申込の場合計38,500円(2人目無料:1名あたり19,250円)で受講できます。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
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