高分子結晶化の基礎と解析技術および結晶成長

49,500 円(税込)

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開催日 13:00 ~ 16:00 
主催者 (株)R&D支援センター
キーワード 高分子・樹脂材料   分析・環境化学
開催エリア 全国
開催場所 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 

※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。☆日程が延期になりました。2024年8月30日(金)⇒ 2024年11月21日(木)

【アーカイブ配信:11/22~12/6(何度でも受講可能)】での受講もお選びいただけます。

セミナー講師

広島大学大学院先進理工系科学研究科 准教授 博士(理学) 田口 健 氏【専門】高分子物理・ソフトマテリアル物理・結晶成長

セミナー受講料

49,500円(税込、資料付)■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合46,200円、  2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)※ 会員登録とは  ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。  メールまたは郵送でのご案内となります。  郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。

受講について

Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順

  1. Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
  2. セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
  3. 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
  • セミナー資料は開催前日までにPDFにてお送りいたします。
  • アーカイブの場合は、配信開始日以降に、セミナー資料と動画のURLをメールでお送りします。
  • 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

セミナー趣旨

ポリエチレンやポリプロピレンなどの汎用プラスチック材料の多くは、結晶性の線状高分子(ポリマー)です。この長い鎖状分子鎖が折り畳まれて厚さ10nm程度の板状結晶(ラメラ晶)を形成することが知られています。高分子は一般的に粘性が高く結晶化も比較的遅く進行するため、成形プロセスにおける冷却速度や流動などによって結晶化度や最終的な物性が大きく左右されることがあります。本セミナーでは、線状ポリマーのつくる結晶と階層構造の特徴について、熱力学的な考察に基づいて基礎から説明します。また、高分子結晶の特徴である薄い板状結晶(ラメラ晶)の成長機構モデルについて、これまで提案されている結晶化の基礎理論から説明し、高分子材料の結晶化についてより本質的な理解を深めます。また、高分子結晶の構造と結晶化に関する典型的な実験手法についても簡単に紹介いたします。

受講対象・レベル

結晶性高分子材料を扱う、もしくは興味のある若手の技術者や研究者

必要な予備知識

入門レベルの熱力学に関する知識

習得できる知識

高分子の結晶化とその構造および解析手法について理解できる

セミナープログラム

1. 高分子とは    1-1. 高分子とは    2-1. 高分子構造と物性

2. 高分子結晶    2-1. 高分子の結晶構造    2-2. 折りたたみ鎖結晶(ラメラ晶)    2-3. 単結晶と球晶    2-4. 結晶-非晶積層構造    2-5. 結晶性高分子の階層構造

3. 高分子結晶の熱力学    3-1. 結晶化の駆動力    3-2. 折りたたみラメラ晶の融点(ギブス・トムソン効果)    3-3. 平衡融点と決定法    3-4. ガラス状態・ガラス転移

4. 結晶成長キネティクス    4-1. 核形成-成長    4-2. 理想成長    4-3. 表面核形成成長    4-4. 結晶成長速度と成長レジーム

5. 高分子結晶化機構    5-1. 折りたたみ結晶厚の温度依存性    5-2. 成長速度の温度依存性    5-3. 結晶成長様式(レジーム)    5-4. 結晶成長モデル    5-5. 表面核形成律速とエントロピー障壁モデル    5-6. 準安定相からの結晶化(Keller-Stroblモデル)

6. 高分子結晶の解析技術    6-1. モルフォロジー・結晶厚の測定      (1) 顕微鏡法(TEM・AFM・POM)      (2) 小角X線散乱    6-2. 結晶化キネティクスの測定      (1). 光学顕微鏡      (2) 光散乱(溶液成長)      (3) X線回折      (4) 熱測定(DSC・高速DSC)    6-3. 結晶化度の時間発展:Avrami解析    6-4. 高分子超薄膜からの結晶成長観察

キーワード:高分子,結晶化,結晶成長,熱力学,解析技術,結晶性高分子材料,講演,セミナー,研修