★繊維状高分子材料を対象とした構造解析手法の概略と
いくつかの解析例についてわかりやすく解説!
~回折データの処理方法、合成高分子・天然高分子の構造解析例~
※オンライン会議アプリzoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。
【アーカイブ配信:10/29(火)~11/5(火)(何度でも受講可能)】での受講もお選びいただけます。
セミナー趣旨
装置、解析技術、ソフトウェア等の進歩により、低分子化合物の単結晶構造解析は誰もが利用可能な分析方法の一つとなった。他方、結晶性高分子のX線構造解析の方法は低分子化合物などで通常用いられている構造解析手法とは大きく異なっていることもあり、多くの研究者に広く活用されているわけではない。しかしながら、高分子材料の物性研究等において高分子の立体構造に関する知見は重要な情報となることから、高分子材料の研究者にとって繊維状高分子の構造解析手法を理解しておくことは有益である。
そこで本講演では、繊維状高分子材料を対象とした構造解析手法の概略といくつかの解析例についてお話しし、繊維状高分子の構造解析によりどのような情報を得ることができるかについてご紹介する。これまで結晶構造解析の経験のない方にも理解して頂けるよう、通常のX線結晶解析手法について簡単にお話しした上で、高分子結晶の解析手法について説明する。
受講対象・レベル
・高分子材料関連の研究開発業務に携わっている方。
必要な予備知識
・特に必要ありません。
習得できる知識
・結晶性高分子材料の構造評価手法を理解できる。
セミナープログラム
1.結晶構造解析とは(単結晶解析について簡単に紹介)
2.繊維状高分子の構造解析(単結晶解析との違いについて)
2-1 回折データの処理方法(in house ソフトウェアの紹介)
2-2 繊維状高分子の構造解析手法(Linked-atom法による解析について)
3.繊維状高分子の構造解析例
3-1 合成高分子の構造解析
(1) ポリテトラメチレンサクシネートの構造転移機構の解明
(2) 放射光を用いたポリテトラメチレンアジペートα型の結晶解析
3-2 天然高分子の構造解析(多糖の解析例)
(1) キトサン水和型(天然型)と無水型(脱水型)の結晶解析
(2) キトサン錯体中における分子間相互作用の検討
【質疑応答】
キーワード:
繊維状高分子,結晶構造解析,X線構造解析,構造評価,セミナー,講演
セミナー講師
国立大学法人 東京農工大学 学術研究支援総合センター機器分析施設
教授 博士(工学) 野口 恵一 氏
<ご専門>
高分子構造(合成、天然、生体)
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
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2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
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