先端DXによる高速トラブル対応と生産力高度化 〜多工場を一つにつなぐバーチャルファクトリー〜
開催日 |
13:00 ~ 16:00 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 新技術開発センター |
キーワード | 生産マネジメント総合 DX一般 IoT |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | Zoomを利用したオンライン講座 |
複数の工場の離れた技能者をつなぎ,トラブル対応力,技能や技術を高度化させる先端DX。DXは業務フローの改善だけではありません。先端技術のフル活用事例とその実践を学びましょう!
先端DX技術を使ったAll In Oneバーチャルファクトリー構築の仕方を,実際例を伴って解説!
セミナー講師
藤平 俊彦 氏株式会社スモールワン コンサルティング事業部 パートナーコンサルタント
略歴1959年,北海道生まれ。大手食品メーカーなどで,主として生産技術・生産管理業務に従事。1996年,コンサルティング会社 株式会社アルファブレーンコンサルタントに入社。上場製造業を中心に,生産性向上,コストリダクション,購買改善など実践的コンサルティングを実施。2002年同社取締役就任。その後,トーマツコンサルティング株式会社(現デロイトトーマツコンサルティング株式会社),日本オラクルを経て,現職。パートナーコンサルタントとして活動。
著作:2006年「利益がぐんぐん増加する製販一体改善」(日刊工業新聞社刊)出版特集記事:日刊工業新聞社「工場管理」2022年8月号60ページ特集,2023年2月号13ページ第2特集, 2023年11月号60ページ特集,2024年5月号30ページ掲載,2024年11月号60ページ掲載予定
セミナー受講料
35,000円(消費税込)※テキスト代を含みます。
セミナー趣旨
●トラブルは他の工場でも同じことが起きている!・インサイト発信・・・対処を行う前の高度な対処法の検討・洞察を前もって発信し,確実かつ安全で,高度な対処を可能にしよう!・AIによる事例と対処法抽出・・・過去トラの蓄積・整理や熟練技能の継承を確実にするための,AIによる事例抽出を!・AR/VRによる,バーチャルな指示・・・リモートを駆使したトラブルや技能伝承への活用法を企業の成功事例を交えて修得し, 企業のトラブル対応力,伝承力を高めよう!
●講義内容超人手不足時代は,不良の多発や長時間の設備停止など,製造を不安定化させています。また,人手不足は将来を棄損させています。人手不足を補うためには,先端のDXが不可欠です。このような時代における,技能伝承の在り方,人の育て方を含めた,製造業が今後向かうべき本質的な考え方を提示いたします。幸い,最新のIoTツールも手の届く価格になってきました。こういったAR/VRなど最新のDXツールを活用し,複数の工場と工場に跨る技能者を連携させ,トラブル対応力を強化するという,全ての工場を一つとみなして高度化を図るAll In One(一体型)バーチャルファクトリーの作り込みが始まっています。先端DX技術を使った,All In Oneバーチャルファクトリー構築の仕方を,実際例を伴って解説いたします。
セミナープログラム
- 1.製造業における深刻な人手不足とその影響〜伝承すべきコアコンピタンスとは
- 人手不足に対する認識
- 技能レベルの低下による品質劣化
- 不正が横行する⇒偽装・隠ぺい
- OJTができず人財競争力が低下
- トラブルと対処の経験は,技能と技術の塊〜コアコンピタンスの本質とは
- コアコンピタンスと伝承すべ技術・技能とは〜レガシーの認識
- トラブルと技術レベルの関係〜品質維持や設備維持は,技術レベルを現す
- 2.先端DX技術を活用したトラブル対処技術・実際例 〜All In Oneバーチャルファクトリー
- 先端DX技術とは〜どのような効果を生むのか
- 自工場で起きていることは他工場でも起きている〜先進的トラブル対処法:他工場で起きているトラブル対処法の応援をもらう
- トラブル対処前に対処法が確立する方法とは〜デジタルツインの在り方と洞察・インサイトの発信の仕方=インサイトの発信と多工場間の技能の連携
- AIによるトラブル事例の自動検索化〜データベースとセマンテック検索の可能性
- 技能と人をつなぐDX2.0,データベースに不可欠なDX1.0
- 北欧風力発電やボストン水道局にみられるIoT/VR・AR DXツールの活用実際例
- 実例をもとにした,先端IoT技術の活用方法
- 全工場を一体化させる世代型スマートファクトリー構想:All In Oneバーチャルファクトリーの作り込み
- 3.DXツールだけでは動かない 〜人を動かすための仕組み・IoTで人の能力を引き出すやり方
- DX導入の失敗事例
- DXツールを動かすためにどのような仕組みが必要なのか
- どのように仕組みを動かすとIoTがフル活用でき,人が活性化するのか
- スモールスタート・POCの意味合いは〜体験・試行錯誤が一番の実行方法
- 具体的な進め方事例
- ◎ 質疑応答