車載太陽電池を中心とした輸送セクターでの太陽光発電活用 ~現状・経済性から技術要件や社会実装への課題まで~

○移動体別(乗用車、トラック、バス、航空機)太陽電池搭載の現状や経済性から、非平面太陽電池や日影への対応ほか様々な技術課題、国際標準化・燃料削減効果・レジリエンスなど社会実装に向けたポイントまで。
○冷静かつ定量的に解説します!

セミナー趣旨

  輸送セクターでの温室ガス削減で、太陽光発電の活用が検討された。期待通りに進まなかったケースも多い。何がうまくいって、何がダメだったのか、技術課題は何か、冷静かつ定量的に紹介する。

受講対象・レベル

・新型太陽電池開発の出口として車載太陽電池を検討されている方(研究開発、事業企画)
・太陽光発電の導入を検討されている輸送セクターの方(輸送業、交通機関、自治体)
・移動体太陽光発電の標準化・規格情報を収集されている方
・本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です

必要な予備知識

この分野に興味のある方なら、特に予備知識は必要ありません。
専門的な疑問、質問にも柔軟に対応しますので、事前に知りたいことを連絡頂ければと思います。
→お申込み後、弊社からリクエスト方法をご案内いたします。

習得できる知識

・各種移動体への太陽電池搭載での技術課題と経済性―乗用車、トラック、バス、航空機(ドローン、HAPS等)
・ソーラーチャージングステーション、自然災害レジリエンス効果
・輸送セクターの太陽光発電が自然災害に対するレジリエンスにどう役立つか
・各種太陽電池の車載応用で予想される技術課題と解決策
・車載太陽電池の計測方法、発電モデル、エネルギー定格―国際標準化、耐久性および試験方法含む
   など

セミナープログラム

1.車載太陽電池産業の興亡
 1)各プレーヤーの現状
 2)車載太陽電池、太陽電池搭載車の技術リスク、事業リスク
 3)車載太陽電池、太陽電池搭載車の経済的価値
 4)商用車(トラック、バス等)への太陽電池搭載の現状および経済的メリット
 5)ソーラーチャージングステーションとの棲み分け
 6)航空機への太陽電池搭載
 7)関連国際団体と直近のOpen doorイベント、公開報告書
2.移動体太陽電池全般の技術要件、技術課題
 1)搭載先により技術要件が異なる件
  a)この太陽電池がどのセクターに使えますか?
  b)各セクター、いつ製品が出てきて市場が活性化しますか
  c)上記時点で、社会基盤はできあがってますか、課題は?
  d)国際標準化、規格、試験機関の対応、規制の動向はどうなってますか?
 2)非平面太陽電池特論
  a)従来型平面太陽電池との違い
  b)非平面電池は、実際の屋外発電特性、発電量がどう違ってくるか?
  c)なぜ、曲面太陽電池が難しいか?
  d)軽くて曲がる新型太陽電池 vs. フレキシブル結晶Si太陽電池
  e)非平面太陽電池の計測方法(国際規格化での議論、実際は?)
  f)非平面太陽電池の発電特性計算方法(ベクトル計算が必要です)
  g)非平面太陽電池の最適設計方法(対話型設計シーケンスなど)
 3)移動体太陽電池の日影確率モデル特論
  a)座標系、遮蔽確率モデルの概要(検証含む)
  b)日影障害物分布関数・日影環境区分
  c)近似的解法(エネルギーレーティング)
  d)部分日影、動的日影の定量化
  e)部分日影、動的日影による年間発電損失
  f)部分日影に強いモジュール設計の要点
  g)航空機搭載の場合のモデル化
3.社会実装
 1)レジリエンス
  a)数値モデル
  b)効果の定量化
  c)公共財モデル(自発的なエネルギー共有)レジリエンス
  d)輸送業者主体のレジリエンス
  e)自己消費を考慮したレジリエンス
 2)国際標準化 いつ、どんな国際規格が世に出るか
  a)性能規格
  b)耐久性・信頼性規格
 3)大型車への太陽電池搭載(補機電源)での燃料削減効果
  a)大型車搭載パネルの発電量、乗用車との違い
  b)大型車での燃料削減効果
 4)アウトカム
  a)従来型太陽電池モデリングの限界
  b)非理想設置での発電量モデリング
<質疑応答>


*途中、小休憩を挟みます。

セミナー講師

 宮崎大学 GX研究センター 特別教授   荒木 建次 氏

■ご略歴
1984年4月~1993年12月 株式会社東芝に入社(その後事業部分社化に伴い東芝ライテック株式会社に転属)
1994年1月~2020年6月 大同特殊鋼株式会社に入社
2020年7月~2020年9月 宮崎大学 研究員
2020年10月~現在 宮崎大学 特別教授
2017年6月~現在 IEC/TC 82/WG 7 コンビーナ
2021年4月~現在 IEC/TC 82/PT 600(車載用太陽電池プロジェクトチーム)プロジェクトリーダー

セミナー受講料

【オンライン受講:見逃し視聴なし】 1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

【オンライン受講:見逃し視聴あり】 1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
    (開催1週前~前日までには送付致します)
    ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
    (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです
    →環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
    →こちらをご確認ください

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

41,800円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

電子デバイス・部品   自動車技術   地球温暖化対策技術

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