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★遅れ破壊の試験法、各種材料における水素脆化特性、破壊のメカニズム、防止策など
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セミナー趣旨
水素脆性とは水素により材料が脆くなり破壊に至る現象で、しばらく使用した後に破壊が起こることから遅れ破壊と呼ばれています。高力ボルトの遅れ破壊を機に、高強度鋼について盛んに研究が行われましたが、そのメカニズムについては必ずしも明白になってはいません。
本講座では、水素脆性の基礎から、試験法、各種材料における水素脆化特性、破壊のメカニズムについて平易に詳解し、さらに水素脆性を防止する取り組みにつて解説します。
習得できる知識
水素脆性破壊の基礎知識
セミナープログラム
1.水素脆性の基礎
1-1. 遅れ破壊と水素脆性
1-2. 水素脆性の歴史
1-3. 環境と水素固溶量
1-4. 水素の拡散
2.各種試験法
2-1. 水素固溶量測定法
2-2. 昇温脱離分析法
2-3. CLT
3.各種材料の水素脆性
3-1. 鉄及び低合金鋼
3-2. 高強度鋼
3-3. ステンレス鋼
3-4. ニッケルおよびニッケル合金
3-5. アルミニウム合金
4.水素脆性のメカニズム
4-1. 破壊の基本事項
4-2. 軟化と硬化
4-3. 面圧説
4-4. 鉄の原子間凝集力低下説
4-5. 局所変形助長説
4-6. 水素助長塑性誘起空孔説
4-7. 拡散性水素と非拡散性水素
5.水素脆化の防止策について
5-1. 指針
5-2. 素材の選択
5-3. 組織
5-4. 添加物
5-5. 表面処理
キーワード:
金属,遅れ破壊,水素脆性,試験法,メカニズム,防止策,セミナー
セミナー講師
金沢工業大学 工学部機械工学科 医工融合技術研究所 先端材料創製技術研究所
教授・博士(工学)高野 則之 氏
<略歴>
慶應義塾大学工学部計測工学科卒。同大学大学院工学研究科修士課程(計測工学)修了。
新日本製鐵(株)中央研究本部第一技術研究所、第二技術研究所を経て
慶應義塾大学大学院理工学研究科後期博士課程(計測工学)修了。
1991年金沢工業大学 助手就任、講師、助教授を経て、2004年現職。
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
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2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
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