<高品質な塗膜を作るための>塗布・乾燥技術の基礎から制御技術、最新技術動向まで
開催日 |
13:00 ~ 17:00 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 塗装・コーティング 物理化学 薄膜、表面、界面技術 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
○経験や勘をもとにすることの多い塗膜作製技術を表面科学・レオロジーなどの観点から捉え、プロセス最適化の指針を得る! ○塗布・乾燥技術の基礎知識から塗膜に生じる欠陥例と対処法、材料・プロセスの工夫により均一塗膜が作製できた事例まで。
セミナー講師
物質・材料研究機構 高分子・バイオ材料研究センター 独立研究者 荒井 俊人 氏
■ご略歴2014年9月 東京大学大学院工学系研究科 物理工学専攻 博士課程修了(期間短縮)、博士(工学)2014年10月~ 同、助教2017年10月~ 同、講師2022年10月より物質・材料研究機構に入所(現職)
セミナー受講料
【オンライン受講:見逃し視聴なし】 1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンライン受講:見逃し視聴あり】 1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料は、印刷物を郵送で送付致します。お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。お申込みは4営業日前までを推奨します。それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。
- 資料未達の場合などを除き、資料の再配布はご対応できかねますのでご了承ください。
- 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
- 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください
セミナー趣旨
溶液を塗布することで基材表面に機能を持たせる方法は塗装など広く用いられています。しかしながら、塗膜製造効率を向上させつつ、高品質な塗膜を作製するためには、溶媒の乾燥条件や溶液を構成する材料・配合を適切に選択することが必要です。また温度や湿度など環境の制御も行わなければ、再現性を高めることもできません。こうしたプロセスでは、多くの場合、経験や別のケースからの類推をもとにパラメータの選択がおこなわれます。本講演では、こうした塗膜作製を表面科学・レオロジーなどの観点から捉え、その制御方法の指針について、最近開発されている塗膜形成方法の実例をまじえて解説します。
受講対象・レベル
本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。
必要な予備知識
この分野に興味のある方なら、特に予備知識は必要ありません。(一部数式を示すことがありますが、感覚的に理解できるように配慮しますのでご安心ください。)
習得できる知識
・塗膜形成にかかわる表面・界面の科学・塗膜形成にかかわるレオロジーの基礎知識・塗膜に生じる欠陥の例とその対処法・材料やプロセスの工夫に関する事例 など
セミナープログラム
1.はじめに 1)塗装とその効果 2)高品質な塗膜の作製とその難しさ 3)重ね塗りと不具合 4)応用事例2.塗布の科学 1)表面の科学 a)固液界面における濡れと接触角 b)界面活性剤 c)撥液表面に塗る技術 2)溶液のレオロジー a)粘弾性 b)塗膜の厚さと硬さ c)温度-時間換算則 d)粘弾性評価法の進展3.乾燥の科学 1)乾燥制御の一般論 a)単純溶媒の乾燥 b)複雑液体の乾燥 c)定率乾燥と減率乾燥 2)乾燥で生じる欠陥と回避の方法 a)スキン層形成(皮張り) b)塗膜形成のトラブルとその対処4.均一な塗膜を作る技術の例 1)微粒子分散系の例 2)有機分子を用いた例 3)多層膜への展開5.まとめと展望<質疑応答>
*途中、小休憩を挟みます。