PFAS問題を巡る国内外の動きと分析技術の解説

66,000 円(税込)

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開催日 10:00 ~ 17:30 
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 化学技術一般   汚染物質排出抑制技術   分析・環境化学
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したLive配信※会場での講義は行いません。

★PFAS汚染に関する国内外の動向と前処理、解析評価等、分析評価技術の解説

セミナー講師

1. 京都大学 大学院医学研究科 環境衛生学分野 准教授 博士(社会健康医学) 原田 浩二 氏 2. 日東精工アナリテック(株) 技術部 開発グループ 浅利 龍介 氏 3. ジーエルサイエンス(株) カスタマーサポートセンター CS1課 騠原 玲華 氏 4. (株)島津製作所 分析計測事業部     Solutions COE ヘルスケアソリューションユニット インスツルメンツエキスパートグループ 主任 石岡 航太 氏 5. ヴェオリア・ジェネッツ(株)環境プラントエンジニアリング事業本部 エルガ・ラボウォーター事業部 事業部長 黒木 祥文 氏

セミナー受講料

1名につき66,000円(消費税込・資料付き)〔1社2名以上同時申込の場合1名につき60,500円(税込)〕

受講について

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セミナープログラム

<10:00〜12:00> 1.PFAS類にまつわる汚染問題と健康影響等の評価技術、研究動向 ●京都大学 原田 浩二 氏 

【講演ポイント】 PFASについては汚染が各地で発覚しているが、これまでの事例や研究から今後どのような調査、対策が必要であるのかを説明する。 また健康リスクにかかわる研究、評価の動向などについても解説する。

【プログラム】1.PFASの基本的性質、使用2.PFAS問題の経緯3.初期の調査事例4.近年の汚染事例 4.1 沖縄 4.2 東京 4.3 大阪 4.4 その他 4.5 分析上の課題5.健康リスク 5.1 動物実験 5.2 疫学調査 5.3 リスク評価6.各国での取り組み7.今後の課題

【質疑応答】

<13:00〜14:00>2.燃焼-イオンクロマトグラフィー(C-IC)を用いた全ふっ素分析〜PFASスクリーニングへのアプローチ〜●日東精工アナリテック(株) 浅利 龍介 氏

【講演ポイント】燃焼イオンクロマトグラフィーの一般的な使用用途からPFASスクリーニング分析に関わる使用例をご紹介し、現在の技術的な課題について解説いたします。

【プログラム】1.自動試料燃焼装置 AQFのご紹介 1.1 装置構成 1.2 加湿燃焼法と配管洗浄機能 1.3 燃焼コントロール2.ふっ素分析の分類(全ふっ素、無機ふっ素、吸着性有機ふっ素(AOF))3.AOF測定について4.吸着方法および燃焼方法5.燃焼イオンクロマトグラフィーが関係するPFAS関連の規格内容について 5.1 DIN-38409-59の詳細および分析事例 5.2 Method 1621の詳細および分析事例6.AOF分析に関するポイント【質疑応答】

<14:10〜15:10> 3.液体クロマトグラフィー(LC-MS/MS)を用いた、水中のPFASの前処理、測定のポイント ●ジーエルサイエンス(株)  騠原 玲華 氏 

【講演ポイント】有機フッ素化合物であるPFAS(Per- and PolyFluoroAlkyl Substances)は、その特性から、撥水剤、消火剤、食品包材など多くの産業製品に使用されています。PFASは、強固な炭素−フッ素結合に由来する化学的安定性と生物蓄積性により、「永遠に残る化学物質(フォーエバー・ケミカル)」とも呼ばれ、水、空気、土壌など多様な環境中で長期間残存して影響を及ぼすと考えられています。現在、様々な媒体で実態調査が行われていますが、PFASは測定装置の部品や、実験器具類にも多く使用されているため、分析や実験室雰囲気のブランク対策が重要となります。本講演では、PFAS測定において特に要望の多い、水中PFAS分析の固相抽出-LC-MS/MS法にフォーカスして、その前処理方法やLC-MS/MS測定時のポイントについて紹介します。

【プログラム】1.水中PFASの前処理テクニック:固相抽出のポイント2.LC-MS/MS分析のポイント

【質疑応答】

<15:20〜16:20>4.水質・食品サンプルに対するLCMSを用いたPFAS分析 ●(株)島津製作所 石岡 航太 氏 

【講演ポイント】水質、食品等など様々なサンプル中のPFAS分析の例を解説します。各種サンプルに対する前処理とPFAS分析におけるLCMS分析のポイントをご説明します。また、効率的に分析・解析を行うための最新技術を紹介いたします。

【プログラム】1.有機フッ素化合物の概要2.日本国内における水質PFAS分析 2.1 PFAS分析方法概要と規制状況 2.2 分析上の注意点(サンプル採取、保管) 2.3 分析上の注意点(試料前処理) 2.4 分析上の注意点(LCMS分析) 2.5 データ解析時の注意点 2.6 水質PFAS分析アプリケーション解説3.食品中のPFAS分析 3.1 種々の食品に対するPFASの指針値 3.2 食品中PFASのアプリケーション紹介4.PFAS分析の効率化に向けた技術 4.1 LC-MS/MS最新機器 4.2 分析メソッド作成支援 4.3 PFAS分析結果解析支援5.総括

【質疑応答】

<16:30〜17:30> 5.高感度分析用超純水の上手な使い方・ノウハウとPFAS 分析への応用事例 ●ヴェオリア・ジェネッツ(株) 黒木 祥文 氏

【講演ポイント】分析において「水」は最もよく使われる試薬であり溶媒であるが,高感度な機器分析には分析用水として非常に高純度な超純水が必要である。もちろんPFAS分析においても用いる水の水質は非常に重要である。 本講演では、超純水の水質を維持したまま分析に供するための超純水の使用に関してのポイントを解説する。

【プログラム】1.はじめに2.PFAS分析用の超純水の精製方法3.ラボ用超純水システムの概要4.PFAS分析用としての超純水装置を用いる際のシステム設計上のポイント5.一般的な超純水装置の超純水の滞留、水質劣化が起きてしまう考えられる原因 5.1 採水口フィルターでの水質劣化6.採水後の水質劣化,コンタミネーション問題 6.1 超純水の使用時における汚染 6.2 採水時の環境からのコンタミネーション7.まとめ〜高感度分析用超純水をうまく扱うには〜【質疑応答】