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セミナー趣旨
本“究極のリチウムイオン電池”、と言うには未だ早いが、遷移元素資源(ニッケルとコバルト)に頼らずに、
国内資源(石油脱硫系)で100%のサプライ・チェーンが組める。
リチウムのリサイクルはNi、Coがない系ではきわめてスムースである。これらは既に10年も前から言われていたことであった。
出来そうで出来ない、リチウム(メタル)負極と、元素硫黄S8正極で構成されるリチウムイオン電池は、
電解液系ではS8(Li2S)の電解液への溶出などで、研究の域を出なかった。またS8の出力電圧は2V足らずであり、
EVの動力には力不足である。
2024年現在は、全固体リチウムイオン電池で発展した固体電解質の技術。更にはニッケル水素電池で実績のある、
双極子(バイポーラー)のセル構造が、低い電圧など上記の問題解決に応用可能である。
望ましくはEVの1,000km走行が可能な、400~600Wh/kgレベルを目標にして。
本ウェビナーでは、いささか唐突な組み合わせではあるが、
「リチウム硫黄電池への展開、全固体×バイポーラー」というタイトルで、
このテーマに関する情報をまとめ、いくつかの試算を紹介したい。
セミナープログラム
1.リチウムイオン電池の構成
単極子 VS. 双極子(バイポーラー)、放電電圧の確保
2.固体電解質の電気化学
硫化物系と酸化物系、温度とイオン伝導性
3.負極材の選択と特性
リチウムメタル、LiC6、SiOシリコン系ほか
4.正極材の選択と特性
ハイニッケル&コバルト系、元素資源の問題解決
5.正極材としての硫黄と関連物質
元素硫黄C8、―S-S-分子、導電性の付与
6.負極材としてのリチウムメタルと関連物質
リチウムメタル、リチウム合金系、SiOシリコン系とLiC6炭素
7.リチウム硫黄セルの放電特性と比容量
充放電反応、(Ah/Kg)VS. 放電電圧、400~600Wh/kgレベル
8.リチウム硫黄セルの研究事例(1)研究レベル
国内外企業
9.リチウム硫黄セルの研究事例(2)EV等大型
国内外自動車企業ほか
10.リチウム硫黄セルの特許と事例
出光興産、GSユアサほか
セミナー講師
菅原 秀一 氏 泉化研代表
<経歴>
1972年 東北大学 大学院 工学研究科 高分子化学専攻
1972年~2000年 呉羽化学工業(株) 機能材料部技術担当部長
2000年~2005年 三井物産(株) 無機化学本部PM
2005年~2009年 エナックス(株) 米澤研究所 先端技術室PM
2005年~2009年 NEDO 系統連系蓄電池システム 研究PM
<著書>
・リチウムイオン電池技術-材料・製造技術と安全性評価-, 分担執筆, S&T出版
・全固体リチウムイオン電池の実用化と新たな材料市場, S&T出版
・EV用リチウムイオン電池と原材料・部材のサプライチェーン, S&T出版
・EV、PHEV、HEVと燃料電池車の環境・走行性能分析, S&T出版
・リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト&サプライ, S&T出版
・x/zEVへの転換2023(各国の現状、目標と課題) , S&T出版
・x/zEV用電池の拡大(目標、現状とグローバルな態勢) , S&T出版
・リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023 , S&T出版
他多数
セミナー受講料
52,800円 (Eメール案内登録価格:1名46,200円,2名52,800円,3名71,500円)
※資料付
※Eメール案内を希望されない方は、「52,800円×ご参加人数」の受講料です。
※Eメール案内(無料)を希望される方は、通常1名様52,800円から
★1名で申込の場合、46,200円
★2名同時申込の場合は、2名様で52,800円(2人目無料)
★3名同時申込の場合は、3名様で71,500円
★4名以上同時申込の場合は、ご参加人数×20,900円
※2名様以上の価格は同一法人内に限ります。
※2名様ご参加は参加者全員の参加申込が必要です。
受講、配布資料などについて
<Webセミナーのご説明>
本セミナーはZoomウェビナーを使用したWebセミナーです。
※ZoomをインストールすることなくWebブラウザ(Google Chrome推奨)での参加も可能です。
お申込からセミナー参加までの流れはこちらをご確認下さい。
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<禁止事項>
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