非GLP試験における信頼性確保<計画書・試験の記録(生データ)・報告書/逸脱と品質レベル>
~試験の信頼性確保:『どこまでやれば良いのか』、『現在のシステムは過剰ではないか』~
施設の信頼性保証の在り方を見直す機会に初心者/初級者にも分かり易く解説!
日々の判断に悩んだ試験担当者/QA担当者の事例Q&Aを解説 試験の実施体制、試験計画書、試験の記録、試験報告書、被験物質等、 動物・細胞・生体試料等、機器、資料保存、その他
>>適合性書面調査において照会事項が見られなくなってきた一方で、試験の信頼性確保は、
『どこまでやれば良いのか』、『現在のシステムは過剰ではないのか』と、
悩まれている施設は多いのではないでしょうか。
【ここがポイント】
■計画書の記載項目(恣意性を排除するため、計画段階から明記すべき項目)
■記録(記録の取り方、ワークシート、データの不採用、ファイリング、データチェック)の
問題点と対策
■報告書作成時の問題点と対策
■治験薬概要書とCTD用試験の品質レベル
日時
【Live配信受講】 2024年10月25日(金)13:00~16:30
【アーカイブ配信受講】 2024年11月12日(火)まで受付(配信期間:11/12~11/25)
【会場受講】 2024年10月25日(金)13:00~16:30
※受講者には、特典(無料)として「アーカイブ配信」の閲覧権が付与されます。
セミナー趣旨
その一方で、試験の信頼性確保において過剰な対応をしている施設もあり、どこまでやれば良いのか、悩まれている施設は多いと思われます。
講座では計画書・報告書の作成や記録の残し方を中心にして、信頼性を確保するために必須の事項は何かについて皆さんとともに考えたいと思います。
<講習会のねらい>
参加いただいた施設の信頼性保証の在り方を見直す機会にしていただくこと。
セミナープログラム
・研究における不正行為と我が国の取組
第2部:医薬品の申請資料に係る法規制とその背景
1.規制制定の背景
1.1 データの偽造・捏造/薬害
1.2 安全対策・審査体制の強化
2.医薬品の法規制
2.1 医薬品医療機器等法(薬機法)
2.2 申請資料の信頼性の基準
第3部:非GLP試験の信頼性確保と留意点
1.手引きと試験実施上の留意点(薬理試験のケース)
1.1 効力を裏付ける試験の信頼性確保のための手引き(JPMA/JSQA.1999.1.7.)
・手引き作成の背景等/手引きとGLPの違い
1.2 試験を実施する際の留意点
1) 試験の実施体制
・施設・設備、職員、チェック機能(信頼性確保)、手順書等
2) 試験計画書
・計画書の作成、記載内容(恣意性を排除するため、計画段階から明記すべき項目)
・計画書の書式、計画の変更
・計画書作成・変更時の問題点と対策
3) 試験の記録:操作の記録、結果の記録、管理の記録
・生データの定義、記録の要件、記録の留意事項、記載事項の変更、記録の管理
・記録(記録の取り方、ワークシート、データの不採用、データチェック、
ファイリング)の問題点と対策
4) 試験報告書
・報告書の作成、記載項目
・第三者による整合性確認のポイント
・報告書作成時の問題点と対策
5) 被験物質等
・被験物質の品質確認・記録、被験物質の管理、対照物質・主な試薬
6) 動物、細胞、生体試料等(試験系)
・試験系の品質確認・記録、試験系の管理
7) 機器
8) 資料保存
2.CMC・薬物動態試験
・薬理試験(手引き)との相違点について
第4部:最後に
・治験薬概要書とCTD用試験の品質レベルについて
第5部:皆さまから頂いたお悩みの事項、事前質問への回答、およびディスカッション
・試験の実施体制、試験計画書、試験の記録、試験報告書、被験物質等、
動物・細胞・生体試料等、機器、資料保存、その他 <お悩み事項・事前質問の一例(抜粋)>
■委託試験
・非GLP試験を外部委託する場合、施設の信頼性確認として最低限必要な事項は。
■申請資料
・「申請資料の信頼性の基準を遵守して実施した」との記載がない報告書を申請資料として使用できるか。
・報告書に「申請資料の信頼性の基準を遵守して実施した」と記載することで申請資料として使用できるか。
・欧米で申請資料として非GLP試験を実施する場合どの程度の対応をする必要があるか
■試験の記録
・生データチェックの項目として、特に重要なものなど、確認の優先順位はあるか。
・効力を裏付ける試験の信頼性確保において大学で実施する場合、
企業と同じレベルでの管理が求められるのか。大学側にどこまで求めるべきか。
■試験報告書
・計画書や生データと報告書の整合性確認をする場合、最低限必要な確認項目は
■被験物質
・非GLP試験で被験物質のCoAおよび安定性試験のデータは必須か。
・非GLP下の薬効薬理試験、安全性試験、薬物動態試験において、
被験物質の安定性の確認について、どのように実施すべきか。
■試験系の品質
・試験に用いる反応系(細胞など)の品質保証は必須か。
求められる場合の、保証の内容はどういったものか。
■機器
・測定機器の定期点検は業者によるものが必須か。自主点検も可能か。
・分析装置等の管理は、どの程度までの対応が必要か。
・ピペットの保守点検について。
□質疑応答□
セミナー講師
※エーザイ(株)にて、研開試験監理部長として非GLP試験担当の信頼性保証業務に従事
略歴
職歴:
エーザイ株式会社にて、23年半、薬理研究(途中3年間、群馬大学医学部微生物学教室派遣)に従事(主任研究員)。
その後、薬理試験担当のQA室を立ち上げ、15年半、非GLP試験担当の信頼性保証業務(途中1年半、申請資料作成部門でアリセプトの申請資料を作成)に従事(研開試験監理部長)。
エーザイ退職後、株式会社スリーエス・ジャパン(合併により株式会社アールピーエムに社名変更)と契約し、ドキュメントソリューションズ アドバイザーとして現在に至る。
業界活動:
日本QA研究会GLP部会、信頼性の基準適用試験検討分科会にて、21年間、非GLP試験の信頼性確保の在り方を検討するとともに、適合性書面調査事例報告会を開催(6年間分科会長として)。
セミナー受講料
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受講、配布資料などについて
ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)
配布資料
- Live・アーカイブ配信PDFテキスト(印刷可・編集不可)
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なお、アーカイブ配信受講の場合は、配信日になります。