CCUSのコスト構造、CO2分離回収技術の残された課題と対策

33,810 円(税込)

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開催日 オンデマンド
主催者 JPI (日本計画研究所)
キーワード 化学反応・プロセス   地球温暖化対策技術
開催エリア 全国

経済産業省「カーボンリサイクル技術ロードマップ」 中垣 隆雄 委員 招聘~CCUSの位置づけ・技術動向・ビジネスチャンス~

開催日:2023年07月04日

セミナー講師

早稲田大学 理工学術院創造理工学部 総合機械工学科 教授 博士(工学)技術士(機械部門)中垣 隆雄 氏

1990年3月 早稲田大学 理工学部 機械工学科卒業1992年3月 早稲田大学大学院 理工学研究科修士課程修了1992年4月 (株)東芝 総合研究所 入社2004年7月 博士(工学)(早稲田大学)学位取得1992年~2007年 新発電システム、CO2分離回収の研究開発に従事2007年4月 早稲田大学創造理工学部 総合機械工学科 現在に至る

セミナー受講料

1名:33,810円(税込)2名以降:28,810円 (社内・関連会社で同時お申し込みの場合) 

受講について

<1>メールで請求書をご送付します。ご入金確認後、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りします。<2>視聴期間は4週間です。期間を過ぎての対応は致しかねます。<3>ご受講者様ご自身での視聴に限らせていただきます。

セミナー趣旨

温室効果ガスの実質排出ゼロの目標年の2050年まであと27年しかない。再生可能エネルギーの大量導入だけでは達成が極めて難しい脱炭素困難部門(Hard-to-abate Sectors)を中心に、気候変動の主要因とされる人為起源のCO2の大気放散を、短期間で実効的に解決可能なCCUSに注目が集まっており、グリーン成長戦略の技術分野の一つとしても位置づけられている。また、2023年にはCCSの長期ロードマップも公表され、地下貯留も強力に推進する方針が示された。CO2は、同部門の集中排出源だけでなく、小規模分散の排出源であれば放散後の大気から分離回収する必要があり、コストとエネルギーの観点で様々な分離技術が開発されている。世界市場は2040~50年には年間10兆円を超える規模に成長すると見込まれているが、日本は現時点では世界シェアで優位な立場にあり、研究開発力が特許庁の調査でも裏付けられている。本講演ではCCS/CCUの位置づけと、CO2分離回収の体系的な整理を踏まえた技術的な現状と将来展望について総括的に解説していく。

セミナープログラム

1. エネルギートランジションにおけるCCUSの位置づけ  (1)再生可能エネルギー主力化の課題と対策の本質  (2)炭素フローの概観、人為起源CO2排出の構造  (3)脱炭素困難部門の対策  (4)カーボンリサイクル技術ロードマップ2. CCUSのコスト  (1)世界のCCSの展開状況、コスト構造概観  (2)国内の実証規模、船舶輸送  (3)事業ステージとコスト3. CO2分離回収技術の整理  (1)CO2分離回収とその選択の方法  (2)分離にかかるエネルギーとコスト  (3)分離回収技術総覧   ①アミン吸収液の事例   ②熱統合システム、アミン液劣化の研究   ③固体吸収材、高温吸収セラミックス   ④物理吸着、物理吸収   ⑤酸素燃焼(Oxyfuel)、Allam cycle   ⑥Chemical-looping combustion   ⑦分離膜の現状、電気化学的分離   ⑧直接空気分離 Direct air capture4. CO2分離回収・直接固定技術  (1)スラグ利用固定化技術  (2)廃かん水利用固定化技術  (3)Negative Emission Technologies