
脱炭素サバイバル時代の傾向と対策
開催日:2023年07月11日
セミナー趣旨
2022年世界を襲った空前のエネルギー費高騰は、日本も含めて例外ないインフレを巻き起こした。欧米は、エネルギー安全保障の観点からも、再生エネ導入=脱炭素化のさらなるスピードアップを図っている。残念ながら、政府の危機感は薄く日本は取り残されようとしている。
昨年来の高騰の真の原因を、各種データをもとに解き明かすとともに、2023年以降の見通しを俯瞰(ふかん)する。また、欧米を中心とした先進諸国が取っている各種のCN(カーボンニュートラル)策を紹介する一方で、日本の現状と取り組みをまとめる。
グローバル化している経済の中、脱炭素に取り組まないことは、今や企業の存続の放棄を意味する。世界に目を向けての対応が必須である。また、人口減少が押し寄せる地域では、再生エネ拡大、CN化こそが重要なサバイバルツールとなる。
本セミナーでは、すぐでき、また、やらなければならない対応策を、企業の立場、地域の観点から、具体的に解説する。エネルギーの効率化、熱対応、EV化などやるべきことは多い。また、数知れないビジネスチャンスがそこにはある。今踏み出す一歩が大きな差につながることを忘れてはならない。
セミナープログラム
1.高騰の本当の原因と2023年以降の世界と日本のエネルギー費の見通し
(1)2022年のエネルギー高騰の本当の原因
・温暖化と原発の不具合がもたらした欧州の電力危機
(2)2023年以降の日本の電気代などエネルギー費の見通し
① 春以降の予測と政府の対応
② 切り札にならない「GX基本方針」
2.世界で進む脱炭素の具体的な取り組みと日本の現状
(1)欧米で起きている再生エネ導入の急速な拡大
① 空前の太陽光発電とヒートポンプブームに沸く欧州
② アメリカが本気で目指す2035年の電力100%脱炭素化実現
(2)後手に回る日本政府の施策
① 料金補助しか見えないエネルギー費対策
② 遅れるEV導入が招く日本経済衰退の危機
3.企業と地域の存続に直結する、今、すぐにやらなければならない対応策とは
(1)必須の温暖化効果ガス排出の把握と省エネ、エネルギーの効率化
① カギとなる体制とスコープ3の算出
② 最も安くできる省エネとエネルギー効率化
(2)最重点の再生エネ電力確保、必須の熱と交通エネルギー
① 自家消費とコーポレートPPA
② CN化で避けて通れない断熱、再生エネ熱とEV
③ 電力確保の切り札、地域との連携
(3)脱炭素ビジネスのチャンスのつかみ方
① 有望な脱炭素ツールとダメなツール
② 日本の希望、ヒートポンプの可能性
③ 重要性が増す一方のグリーン水素
セミナー講師
日本再生可能エネルギー総合研究所 代表
株式会社日本再生エネリンク 代表取締役
地域活性エネルギーリンク協議会 代表理事
北村 和也 氏
1979年 早稲田大学政治経済学部政治学科 卒業
民間放送テレビキー局(東証一部上場)勤務
1999年 ドイツ留学:アウグスブルク単科大学にて環境工学を学ぶ
2001年 建設会社(東証一部上場)勤務
2011年 日本再生可能エネルギー総合研究所設立、同代表
2013年 株式会社日本再生エネリンク設立、同代表取締役
2019年 地域活性エネルギーリンク協議会設立 同代表理事
2021年 埼玉大学工学部非常勤講師
セミナー受講料
1名:33,490円(税込)2名以降:28,490円 (社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
受講について
<1>メールで請求書をご送付します。ご入金確認後、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りします。
<2>視聴期間は4週間です。期間を過ぎての対応は致しかねます。
<3>ご受講者様ご自身での視聴に限らせていただきます。
受講料
33,490円(税込)/人
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