バインダー開発とドライプロセスの展望について解説!
■本講座の注目ポイント
ドライプロセスの概要を知りたい、現在の開発動向を知りたい人に向けた講座です。
①リチウムイオン電池の構造から製造プロセス、市場動向について学べます。
②各種材料の用途と特性について解説し、メリット・デメリットについて紹介します。
③講師の考えを提示し、受講者の今後の指針になることを目指します。(質問、大歓迎です!)
セミナー趣旨
リチウムイオン電池材料の中でバインダーは主材料ではありません。そのため、なかなか話を聞く機会が少ない事と思います。しかしバインダーは正負極活物質、セパレータ、電解液、導電助剤、集電箔などの電池材料と密接に関連して使用される非常に重要な材料であるため、非常に多くの役割を担っています。このようなバインダーについて解説しながら、更に次世代電池のバインダーをどのように考えるかについてもご説明致します。また、最近、新聞等を賑わせているドライプロセスについても解説したいと思います。
【講演のポイント】
25年以上リチウムイオン電池材料に関わってきました。専門はバインダーですが、バインダーという材料は「他の主材料と一緒に使われる」という特長があり、電池そのものおよび、各電池材料の知見を有しています。最新電池動向にも注目しており、電池関連分野の広範囲に渡る解説が可能です。
【講演キーワード】
バインダー、リチウムイオン電池、PVDF、SBR、CMC、正極、負極、セパレータ、ウエットプロセス、ドライプロセス、PTFE繊維化、ポリマーフィブリレーション、パウダーコーティング、粉体塗装
習得できる知識
①リチウムイオン電池の製造プロセス
②各種材料の用途と特性
③ドライプロセスの展望と課題
④市場でのドライプロセス最新情報
セミナープログラム
1.リチウムイオン電池の市場
1-1 xEV用リチウムイオン電池市場
1-2 正極活物質別LiB市場の伸長
1-3 リチウムイオン電池生産量の推移
1-4 バインダー市場の推定
2. リチウムイオン電池とバインダー
2-1 リチウムイオン電池とはどんな電池か?
2-2 バインダーの役割
2-2-1 正極用バインダー : PVDF
2-2-2 負極バインダー : SBR+CMC
3.ウエットプロセスとドライプロセス
3-1 ウエットプロセス
3-2 ドライプロセスの種類
3-3 ドライプロセスの利点
3-4 ドライプロセスの問題点・課題
3-5 バインダーからのアプローチ
3-6 テスラのドライ電極
3-7 その他のドライ電極
セミナー講師
株式会社スズキ・マテリアル・テクノロジー・アンド・コンサルティング
代表取締役社長 鈴木 孝典 氏
セミナー受講料
1名様 :45,100円(税込、資料作成費用を含む)
2名様以上:16,500円(お一人につき)
関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
プラスチック分解微生物とは?求められる背景や仕組みについて解説
プラスチックは私たちの生活に欠かせない素材ですが、その便利さの裏には深刻な環境問題が潜んでいます。毎年膨大な量のプラスチックが廃棄され、海洋や土壌に蓄... -
ddモータ(ダイレクトドライブモータ)とは?仕組みやメリットを紹介
【目次】 近年さまざまな分野で注目を集めているのが、ddモータ(ダイレクトドライブモータ)です。従来のモータと比べてより高い効率性と... -
-
結晶性シリカ、構造と種類、用途など、わかりやすく解説
【目次】 1. 生活にはなくてはならない材料、シリカ シリカを構造で分類した場合、結晶性と非晶質に大きく分けられ、同じシリカでも似...